常念岳〜燕岳縦走 −2

平成15年8月24日(日)天候:晴れ

2日目 : 常念乗越〜大天井岳〜燕山荘    横通岳(2,767m) 大天井岳(2,922m) 
        所要時間:8時間30分

  6:00     6:35/6:40   8:30/8:40   9:45/9:50  10:00/10:10  10:20/10:55  11:25
常念小屋 → 横通岳 → 東天井岳 → 大天荘 → 大天井岳 → 大天荘 → 切通岩 →

13:20/13:30    14:30
大下りの頭 → 燕山荘(泊り)

【記 録】

@ 常念岳〜大天井岳
         歩行時間:3時間50分
 
 朝食を5時30分に済ませ6時に常念小屋を出発。今日は念願の穂高、槍ケ岳を見ながら燕山荘までの稜線歩きだ。まずは横通岳への登りから始まる、結構きつい登りだが30分ほどで稜線にでた。大天井岳方面から多くの登山者が来る、早い時間に出発したのだろ。稜線に出ると風が強く肌寒いくらいだった。振り返れば常念岳が雄大に聳えている。

 山の朝は早い常念岳山頂にはもう登山者が見える。
横通岳は山頂下の登山道を進む、高低差が少なく快適だ。穂高連峰が目の前に見える、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳、そして涸沢カール、穂高連峰の右には槍ケ岳が表銀座コースの稜線の奥に見える。素晴らしい展望だ。横通岳を過ぎると一旦下り東天井岳との鞍部にでる。ここで一休み、この辺りは一面ハイマツが茂っていた。出会う登山者も少ない。

 ここからまたわずかだが登りとなるが登山道脇に
チングルマ、ツルリンドウ、イブキノトラノオ、ハクサンイチゲなどが咲いていて疲れを癒してくれた。登り詰めると道標があり正面に大天井岳と直下に大天荘が現われた。大天井岳まではあとわずかだ。大天荘に到着、ザックを置き大天井岳に登る、約10分で山頂に立てた。今回の最高峰2,922mの山頂からは360°の大パノラマが待っていた。眼下に高瀬ダムが見え烏帽子岳、野口五郎岳、鷲羽岳へのなだらかな稜線と燕岳はすぐそこに見える。槍ケ岳も目の前に見える。下山し大天荘で常念小屋で頼んだ弁当(オニギリ2個)で昼食にした。大天荘は穂高町の町営山荘だが現在燕山荘に業務委託していた。槍ケ岳、常念岳への中継点に位置し、静かな山荘であった。


A 大天井岳〜燕山荘 
         歩行時間3時間25分


 大天荘を後にいよいよ最後の稜線歩きで燕山荘を目指す。大天井岳から一気に切通し岩まで下る、ここが登りでなくて良かった?切通岩のハシゴとクサリ場を無事通過し、何度かピークを越し蛙岩の巨岩を過ぎ燕山荘直下まで来たら
ライチョウが出迎えてくれた、初めて見るライチョウはカメラを向けるとポーズを摂り、人に馴れていた。燕岳は花崗岩の山で白砂の山肌が美しい山だ。最後の登りを登り切るとようやく燕山荘に到着した。長丁場を良く歩いてきたと感心。天候に恵まれ素晴らしい北アルプスの山々を眺めながら快適な稜線歩きを充分堪能出来た1日だった。

 今日は疲れもあり燕岳は明日登ることにして、部屋を確保して早速生ビールで乾杯。疲れた体にビールが美味い。テラスで他の登山者と山談義、家族で登ってきた人、小学生の孫を連れてきたオバサン?や良く登ってきたと感激しているオバサン?などとかく年配の女性は元気だ。

 夕食後山小屋のオーナーの吹くアルプスホルンを期待していたら今夜は下界に下りているのでビデオで見せるとの事。生演奏は聞けなかったが、オーナーの燕岳への思い、自然を守ることの大切さなど話していた。今日は登山者が少ないようでゆったり寝られる。外に出ると星が見える、明日も天気は良さそうだ。ビデオを見て9時には眠りについた。

常念岳から横通岳を望む

東天井岳から横通岳・常念岳を望む

槍ケ岳を望む

大天井岳と大天荘

   トップに戻る

登山道より左の燕岳と右の燕山荘を望む燕岳は美しい山だ

トップに戻る  山の記録に戻る

大天井岳山頂にて

大天井岳