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山行記録

2日目

3日目


日本三名山        野口五郎岳     (2,924m)

 北アルプスの縦走コースで素晴らしい展望の野口五郎岳に一度は登ってみたいと思っていたが、今回高瀬ダムから日本三大急登のブナ立尾根を登り三ツ岳~野口五郎岳~竹村新道~晴嵐荘~高瀬ダムと周回するコースを2泊3日で登ってきた。伊勢崎を4日(金)0:30分に出発し麻積ICから七倉山荘の駐車場に3:50分に着いた。駐車場はほぼ満車でした。空きスペースを見つけ駐車した。

 登り始めていきなり急登が始まる。烏帽子小屋まで標高差約1400mの急登り。15分ほど登ると鉄製の階段がある、こんな場所に良く作ってくれと感謝しながら登る。登山口から1時間05分ほどで權太落としに出た。さすがの急な登りの連続で汗が吹き出るが樹林帯の中で助かる。

 野口五郎岳は北アルプスの中間に位置し北アルプスを代表する裏銀座縦走路にある名峰である。標高2500mが続く富山県と長野県との県界尾根は、北アルプスの名峰が一望できる素晴らしい展望です。

 ここで朝食を済ませて準備をしていると山荘宿泊者は5:00からタクシーで高瀬ダムに出発していった。我々も5:25分にタクシーに乗り高瀬ダムに5:35分に着いた。

 三角点から1時間40分でようやく烏帽子小屋に着いた。北アルプス三大急登のブナ立尾根をコースタイム5時間05分で登ることが出来た。看板に「私たちは砂礫にながい根をのばします。・・・・コマクサのすみ家に立入らないでください。」とある。高山植物は大切に保護しましょう。

 お花畑コースはほぼ下りのコースで右斜面にハクサンボウフウやハクサンイチゲの咲くお花畑が広がっていて今までの疲れを癒してくれた。

稜線は白い花崗岩の岩と砂礫の登山道が続く。展望が開け高山植物も見られるようになり砂礫にコマクサが咲いていた。

 1日目は烏帽子小屋で泊り水晶小屋まで登る登山者が多いいようだが、我々はロングコースとなるが野口五郎小屋まで行きます。登山道を進むとテント場が登山道脇に多くある。野口五郎小屋にテント場がないためここを利用する登山者が多いいようです。

 花崗岩で白砂の河川敷を歩く、途中丸太橋があり滝も見えた。高瀬ダムから35分でブナ立尾根登山口に着いた。登山道いは1~12までの案内板があり登る目安になる。


小屋の前にイワギキョウが咲いていた。同行のぐんまちゃんと写真を撮る。正面に赤牛岳を見ながら軽く昼食にした。

 野口五郎岳への登りが始まる。大きな岩が目立ってくる。野口五郎岳の言われは大きな岩が転がっていると言う意味のゴーロを五郎と呼んだと言われている。

 お花畑コースは15分ほどで稜線コーストの合流点に出た。南には燕岳から大天井岳への表銀座縦走路の山並みが見える。17日~19日に燕岳~常念岳への縦走登山に参加する予定で、その時野口五郎岳を見るのが楽しみです。

 三ツ岳への登りが始まる。稜線の急登を登りきると北峰(2845m)の山頂には登らず黒部側に巻いて登る。少し下ると野口五郎岳への道標がある。

 振り返れば烏帽子岳から南沢岳、不動岳の山並みが見える。ブナ立尾根を登っている時下山してた登山者が話していた山並みです。登ってきたなだらかな稜線を望む。

 野口五郎小屋まではまず三ツ岳に登るが結構きつい登りが待っていた。ガスが湧き時々前方が見えなくなるが暑くもなく快適に歩けた。

緩やかな登山道になる

タクシーを降り出発した。朝の清々しい空気と天候は最高です。正面のトンネルを歩き終わると吊り橋がある。

到着です

野口五郎小屋が見えてきた

ようやく青い屋根の野口五郎小屋が見えてきた。

野口五郎小屋はこの先だ

なだらか稜線に見える

野口五郎岳まで400m

岩峰の登山道

野口五郎岳

燕岳から大天井岳への表銀座縦走路

稜線コースとお花畑コースの合流点

手前が三ツ岳北峰で右が西峰が見える。いくつものピークがめる先はまだ長い。

三ツ岳西峰

いくつものピークがある三ツ岳

三角点

タクシー乗り場

七倉山荘

吊り橋を渡る

高瀬ダム

【1日目 コースタイム】

 烏帽子小屋からの稜線歩きは快適だったが三ツ岳への登りが意外ときつく野口五郎小屋への最後のピークの登りはさすがに疲れたが今日の宿泊地の野口五郎小屋に無事到着した。ブナ立尾根登山口から10時間15分掛ったが北アルプスの展望を楽しみながらの稜線歩きは想像以上の素晴らしさで登った人しか味わえない山行となった。

ブナ立尾根登山口   6:10

丸太橋を渡る

七倉山荘(5:25)…タクシー⇒(5:35)高瀬ダム(5:40)→(6:10)ブナ立尾根登山口→(7:15)権太落し(7:20)→(9:40)三角点(9:50)→(11:30)烏帽子小屋(11:55)→(13:50)三ツ岳お花畑コース分岐→14:15)お花畑コース終点→(15:50)野口五郎小屋

1.山 行 日 : 2023年8月4日(金)~6日(日)  天候:晴
2.山   域 : 長野県 
3.歩行 時間 : 19時間35分 
             1日目: 9時間35分・2日目:7時間00分・3日目:3時間00分
4.所要 時間 : 21時間40分   
             1日目:10時間15分・2日目:8時間25分・3日目:3時間05分 
5.同 行 者 : 3名

 権太しから2時間20分で三角点に着いた。ここまでは予定通りに登ってきた。途中で2人連が下ってきて七倉山荘から七倉岳に登り船窪岳~南沢岳~烏帽子岳と縦走し烏帽子小屋に泊り下山してきたと話し、結構ハードなコースだが楽しかったと言っていた。

岩のピークが過ぎると400mと書かれた岩がある。急な登りも終りなだらかな稜線を歩く。

 鞍部まで下ると稜線コースと、お花畑コースの分岐がある。疲れもあるのでお花畑コースを歩く。右斜面にお花畑が広がっている。

 烏帽子小屋から少し進むと左のテン場の先にひょうたん池あり5分ほど進むと気持ちの良い稜線歩きの始まり。まず最初の目標の三ツ岳を目指す。

野口五郎岳が見える

ハクサンイチゲ

ハクサンボウフウの咲くお花畑

稜線コースとお花畑コースの分岐

野口五郎岳への道標

三ツ岳への登り

歩いてきた稜線

烏帽子岳と南沢岳

コマクサ

タカネツメクサ

稜線歩きが始まる

眼下に高瀬ダムが見える

稜線に出る

ひょうたん池

烏帽子小屋のテン場

烏帽子小屋

正面に赤牛岳が見える

ぐんまちゃんとイワギキョウ

烏帽子小屋が見えてきた

権太落し

鉄階段