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山行記録

3日目

野口五郎岳-1日目




【噴湯丘を見に行く】

日本三名山        野口五郎岳     (2,924m)

 槍ヶ岳や北アルプスの展望を楽しみ湯俣岳を目指し下山する。晴嵐荘への道標があり ”ながいです気をつけて” と書かれている。ここからは樹林帯の下りとなる。

以前は荒れた登山道で注意して通過するように言われた場所が現れ滑落すれば100mは落ちていく登山道を慎重に通過した。

5時40分に出発し15分ほど登ると野口五郎岳山頂に着いた。素晴らしい360°の展望です。南に大天井から槍ヶ岳の山並みが見えた。


歩いてきた稜線

南真砂岳山頂にて

槍ヶ岳が見える

野口五郎小屋

槍見展望台にて

山頂での展望を十分楽しめた。北には赤牛岳とその奥に雄大な山容を見せる薬師岳も見えた。

美しい山容の鷲羽岳や右に水晶岳が見える。北アルプスの今まで登った山々が一望でき野口五郎岳は北アルプスの大展望台でした。

 湯俣岳は樹林の中で展望はない。南真砂岳から50分で着いたがここから晴嵐荘までは2:30分と書かれた道標がある。ここからは樹林帯の急な下りとなる。

晴嵐荘への道標

湯俣岳山頂

湯俣岳が見えてきたがまだ先は長いようだ。振り返る先ほどいたと南真砂岳が見えた。

南真砂岳

湯俣岳は先のピーク

チングルマの綿毛が綺麗ですね。右側が切れ落ちた登山道があり左側を慎重に通過した。

チングルマ  

切れ落ちた登山道

晴嵐荘への登山道

槍ヶ岳が目の前に見える

このコースは意外と高山植物が咲いていてお花畑も所々ある。何度かピークを登り返すとようやく南真砂岳が見えてきた。

南真砂岳への稜線歩きの登山道は槍ヶ岳を目の前にして下る展望コースだ。

硫黄岳と槍ヶ岳

竹村新道分岐

山頂で20分ほど展望を楽しみ真砂岳に向け槍ヶ岳や鷲羽山を見ながら下る。

真砂岳に下る

立山三山と鞍部に野口五郎小屋

焼岳と乗鞍岳

大天井岳と右に富士山

赤牛岳と奥に薬師岳

山頂にて

 2日目は野口五郎岳から真砂岳の竹村新道で足りが岳を見ながら南真砂岳・湯俣岳に登り晴嵐荘まで下ります。野口五郎小屋の朝は早く水晶岳~槍ヶ岳を目指す登山者は早朝から出発していった。小屋での朝食は無くおにぎりを食堂で味噌汁をいただき食べた。この小屋は家族経営で親切に対応してくれアットホームな感じの山小屋でした。小屋のオリジナルTシャツを買いたかったが売りけれで明日ヘリで荷揚げする予定と話していたが待ってはいられません残念でした。

 昼食前に天然記念物の噴湯丘(ふんゆきゅう)を見に行きました。晴嵐荘から15分ほどいくと水俣川に掛る傾いた吊り橋を渡ります。右にまいて河原の降りると川底から温泉が湧きだしています。さらに進むと川原の温泉に入っている人がいました。噴湯丘を間近かで見るには湯俣川を渡渉しなければ行けないので手前から望遠で噴湯丘を撮影しました。中からお湯が湧きだしているそうです。

川の温泉に入っている

 湯俣岳から2:00分でようやく展望台に着いた。疲れましたが、ここが槍ヶ岳が望める最後の場所です。槍ヶ岳が手前のピークの奥に見え2日間槍ヶ岳を見ながら歩いたが見納めです。

【2日目 コースタイム】   歩行時間:7時間00分    所要時間:8時間25分

槍ヶ岳が見える

南真砂岳が見えてきた

北鎌尾根を従える槍ヶ岳やその奥に穂高岳や双六岳の上に笠ヶ岳が見える。

槍ヶ岳

所々川に温泉が湧いている

吊り橋を渡る

 南真砂岳に9:40分に着いた。真砂岳の竹村新道分岐から予定では50分としたが2:40分掛った、展望を楽しみながら歩いたが当初の予定時間が誤っていたようです。地図では湯俣岳まで2:50分とあるが我々の足では全然歩けない。南真砂岳の山頂は平坦で槍ヶ岳の展望台でした。

トリカブト

ハクサンフウロ

南真砂岳への登山道

 野口五郎岳から45分で竹村新道分岐まで下ってきた。ここからは晴嵐荘を目指し竹村新道を槍ヶ岳を見ながら南真砂岳まで展望の稜線歩きが始まる

遮るものがない展望で常念岳や奥に中央アルプスが見える、又以前泊まった水晶小屋も見ることが出来た。

大天井岳の左に富士山が展望でき、立山三山や鹿島槍ヶ岳・焼岳と奥に乗鞍岳も展望できた。

笠ヶ岳

槍ケ岳

野口五郎小屋(5:40)→(5:55)野口五郎岳(6:15)→(7:00)竹村新道分岐→(9:40)南真砂岳(10:15)→(11:05)湯俣岳(11:15)→(13:15)展望台(13:35)→(14:05)晴嵐荘

 始めて歩いた竹村新道は南真砂岳までは大展望の稜線歩きで湯俣岳からは急な下りの連続でハードなコースでした。野口五郎小屋から歩行時間7時間00分 休憩含め8時間25分でようやく晴嵐荘の着いた。山と高原地図のコースタイムが6時間となってので計画したが1時間オーバーで無事下ることが出来た。晴嵐荘には天然の温泉があり疲れが取れた。一緒に入った人は大町市の人で、高瀬ダムから歩いてきて1泊して温泉に入り帰ると話していた。温泉好きには秘湯なのですね。

やせ尾根

左が切れ落ちた登山道

水晶小屋をズームで見る

大天井岳の奥に常念岳が見える

水晶岳

鷲羽岳とワリモ岳

鹿島槍ヶ岳

立山三山


噴湯丘

晴嵐荘到着   14:05

竹村新道の案内板

展望台で20分ほど休憩し、目的地の晴嵐荘を目指し出発した。眼下に湯俣川が見える。

湯俣川