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山行記録

奥穂高岳  (3,190m)

日本百名山

【3日目】  : 穂高岳山荘〜涸沢〜パノラマコース〜上高地   歩行時間 :6時間50分

【山行記録】 

屏風のコルから見る穂高岳

穂高岳の日の出を5時30分に見ることが出来た。
テラスで日の出を楽しむ登山者達と朝日を受ける奥穂高岳は昨日の天候では見られないと思ったが穂高岳最後の日が快晴となりラッキーであった。
@ 穂高岳山荘  6:20

 山の朝は早い、薄暗いうちから次々と出発していく登山者達を見送り朝食を5時45分頃から食べ下山の準備をする。登山靴を探したが見当たらない。私と同じメーカーの靴が一足残っていたが該当する登山者は部屋にいなく途方にくれていたら涸沢岳に日の出を見に行ったという3名のグループが帰ってきて持っている靴は貴方のですかと言うと違うという。何で違うと分かった時に戻さないのか、相手が困るのが分からないのかと文句をいい靴を履く。縦走者でなくて良かった。靴は登山の命で他人の靴では歩けない。おかげで予定より20分遅れてしまった。
今日は涸沢からはパノラマコースで上高地へ下るコースだ。まずは昨日登ってきたザイテングラートを下る。
途中で奥穂高岳の山頂に立つ登山者が見えた。
青空に見える穂高岳が素晴しい光景を見せてくれる。
A 涸沢小屋  8:05

 涸沢小屋の広いテラステからの前穂高岳の展望は素晴しかった。
涸沢小屋を8:25分に出発しテント場に下る。ここからの穂高岳は良くパンフレットにある風景を望むことが来る。もう少しで紅葉となるだろう涸沢だった。
涸沢からはパノラマコースを辿る。涸沢フュッテでコースの状態を聞くと問題ないとのこと。このコースは健脚者コースとあり登り始めるとまもなく左側が切れ落ちた場所がある。ロープが張られており注意すれば問題ない
1時間10分ほどで稜線に出ると右側にはこれから下る梓川が眼下に見える。
B 屏風のコル  9:55/10:35

 屏風コルにザックを置き屏風の頭手前にある展望の良い場所まで15分ほど登ることにした。
パノラマコースから見る穂高岳

 わずか15分ほどで穂高岳と涸沢カールの素晴しい展望を見ることが出来た。
ここからは槍ヶ岳も良く見える。天候が良ければせっかく涸沢まで登ってきたのだから初心者でなければ同じコースを戻るのではなくパノラマコースで下るのもぜひお勧めである。
屏風のコルからは新村橋まで下るのみ。ここからの登山道は初夏にお花畑が広がる楽しみなコースである。今はトリカブトやアザミ、キオンなどが咲いていた。奥又白谷の河原は白い石がゴロゴロしていて美しい。
樹林帯に入ると氷壁で有名なナイロンザイル事件の慰霊碑があった。
C 新村橋  13:00
登山道から治山林道に出るとまもなく新村橋に屏風のコルから2時間25分で着いた。橋を渡ると20分ほどで徳沢園に着く。ここで昼食にソバを食べ上高地に向かう。
D 上高地  15:35

 明神館では登る時見えなかった明神岳が見えた。明神館からは遊歩道を歩き河童橋に15:25分に着いた。河童橋は観光客で賑わっていた。ここでは穂高岳の山頂部に雲が掛かっていた。山の天気は変わりやすいもので午前中は快晴だったのに午後はガスが湧いてくる。バスターミナルは5分ほどで着きタクシーにて沢渡に戻った。登り始めの雨と下山時の快晴と山頂からの展望は出来なかったが穂高岳の魅力を満喫できた山旅だった。機会があればもう一度山頂からの展望を期待し挑戦したい山だ。

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【コースタイム】

穂高岳山荘(6:20) → (8:05)涸沢小屋(8:25) → (8:40)涸沢フュッテ(8:45) → 

(9:55)屏風のコル(10:00) → (10:15)屏風の耳手前(10:25) → (10:35)屏風のコル →

 (13:00)新村橋 → (13:20)徳沢園(13:45) → (14:35)明神館(14:45) → (15:35)バスターミナル