山行記録

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NO 4


聖岳〜光岳 縦走

3日目は茶臼小屋から茶臼岳・仁田岳・イザルヶ岳と登り最終目的地の光岳に登り光小屋まで縦走した。

易老岳からは最後の目的地光岳を目指す。易老岳から光岳に下ると間もなく光岳をピストンする学生が戻ってきた、さすが早いですね右が開けたガレ場があり恵那山が見えた。鬱蒼とした樹林帯を下ると明るく開け立ち枯れの倒木がある場所に出る。小ピークを越すと原生林の三吉平がありさらに岩がゴロゴロとした急な涸沢を40分ほど登ると静高平に出た。ここに水場の標識があったが涸れていた。さらに1段登り上げるとセンジヶ原に出た。

日本百名山の光岳は赤石山脈の南に位置し標高2591mは日本の山で最南端の山で以降2500m以上の山は無い


【3日目コースタイム】       所要時間:9時間45分    歩行時間:7時間40

茶臼小屋(5:40) → (5:55)茶臼田岳分岐 → (6:15)茶臼岳(6:25) → (6:55)仁田池 → (7:20)希望峰 →

(7:38)仁田岳(7:50) → (8:10)希望峰(8:15) → (8:50)鞍部(8:58) → (9:55)易老岳(10:15 ) → 三吉平 →

(12:55)イザルヶ岳(13:00) → (13:20)光小屋(14:25) → (14:35)光岳(14:40) → (14:50)光石(14:55) →

(15:05)光岳) → (15:25)光小屋

茶臼岳から1時間で縦走路上の希望峰に着いた。3名の登山者が休んでいた。

茶臼小屋から富士山が良く見えた。学生がテント泊していて今日は光岳まで往復し畑薙に下山すると話していたが、もう出発していた。我々も5:00に朝食を済ませ5:40分に光岳に向け出発した。

茶臼岳から西に下りコルに出ると仁田池がある。この辺りでポツポツと雨が降ってきたので雨具を着用した。ダケカンバの林に入ると木道がありコバイケソウが群生していた。雨はすぐやみハイマツの稜線を登ると希望峰に出た。

仁田岳から希望峰に戻り易老岳に続く縦走路を歩く。シラビソ林の樹林帯の登山道となり展望が無くなる。茶臼岳から仁田岳の主稜線から光岳への二重山稜の主稜線の鞍部に下る樹林の間から先ほど登った仁田岳が見えた。オトギリソウやコバイケイソウのお花畑を辿りアップダウンの少ない稜線を歩く。

オトギリソウ

登山道から見る仁田岳

茶臼小屋では宿泊者が少なくノンビリ過ごせた。縦走も3日目となり今日は光岳への山旅となる。5:00に朝食をとり光岳を目指し出発した。

光岳には小屋から20分で登れた。山頂は樹林帯の中で展望はない、百名山83座目の登頂です。山頂の少し先に光石の展望台がある。

光石

14:25  光岳(2591.1m)にて

せっかく来たのだから希望峰にザックを置き空見で仁田岳に登る。希望峰から南に緩やかな登山道を歩くと15分ほどで展望の良い仁田岳に着いた。光岳がようやく見えてきて、山頂直下の光小屋も望遠で見ることが出来た

茶臼小屋から15分ほどで茶臼岳への分岐に出た。今日はガスもなく茶臼岳が良く見え西には恵那山も見える。

眼下には静岡県からの南アルプス登山口となる畑薙湖が見えた。朝登ってきた山容が意外と美しい茶臼岳も良く見える。

仁田岳への登山道

7:20   希望峰

6:15   茶臼岳にて

枯れ木越しに見る富士山

光石

12:45   センジヶ原

12:35   静高平

光小屋展望


13:20  県営光小屋

センジヶ原から見る光小屋

畑薙湖

茶臼岳

6:55  仁田池

右奥の光岳への山並み

聖岳方面を望む

分岐からなだらかな登山道を20分ほど登ると岩が積み上がった茶臼岳に着いた。山頂からの展望も360°で聖岳から赤石岳・上河内岳・富士山やこれから登る光岳への山並が一望でき素晴らしい山でした。

光石

14:50  光石にて

12:55   イザルヶ岳(2540m)

9:55  易老岳 (2354m)

岩がゴロゴロした沢を登る

光岳への稜線

7:38  仁田岳(2523.8m)

3日目 記録


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恵那山

 5:55  茶臼岳分岐

光石は山頂から西に10分ほどで着いた。太陽の光で光って見えるので光石と言われているとのこと、光岳は光石があるのでここまで登ってくるのでしょう。百名山でなければこんな山深い光岳まで登ってこないでしょうね?
今夜の宿泊者は10名程でここもゆったり出来た。光小屋の管理人は親切で食堂の使用も便宜を図ってくれた。寝袋を持参したので宿泊費が1500円値引きしてくれ、3000円で泊れた。宿泊者の夕食時に拘わらず食堂を使用させてもらい、カップめんと味噌汁、菓子パンと残りの漬け物で夕食を済ませた。明日は登山口の易老度に下山するだけが早めに就寝した。

センジヶ原に戻り亀甲状土の草原の木道を歩き県営光小屋に茶臼小屋から7時間40分でようやく到着した。小屋で昼食にして光岳と光石を往復してきた。

茶臼小屋で登山者が光岳の手前にあるイザルヶ岳は展望が良く簡単に登れるので是非登った方が良いと話していたので、ザックをデポしイザルヶ岳に10分ほどで登った。平坦な広い山頂からは聖岳方面の展望はガスが湧きイマイチだったが光岳は目の前に見える。晴れているば素晴らしい展望の山です。

希望峰から1時間40分で小広場の易老岳に着いた。易老岳は樹林帯の縦走路上で山頂がどこか分からなかった。ここは明日下る易老渡への分岐である。ここで新しい登山靴で登った若者が足に靴ずれを起こし、下山したらメーカーに修理に行くと文句を言いながら易老度に下山していった。新品の登山靴で長丁場のアルプスに登ることが問題と思うがね!

茶臼岳から聖岳が見え南アルプスの奥深い山並みと、これから歩く光岳への稜線が一望できた。

5:40    茶臼小屋

茶臼小屋から見えた富士山