奥日光 奥白根山 (2,578m)
■山行記録
【コースタイム】
菅沼登山口(7:00) → (8:45)弥陀ヶ 池(8:50) → (10:15)白根山山頂(10:30) →
(11:05)避難小屋(11:10) → (11:40)前白根山(12:10) → (12:35)五色山(12:40) →
(13:20)金精山 → (13:50)金精峠(13:55) → (14:30)登山口
【山行記録】
奥白根山は夏、冬山に3回登っているが前白根山まで足を延ばしたことが無いので今回前白根山から五色山、金精山に登り登山口に戻る周回コースを歩いてきた。伊勢崎を4:00に出発、駒形ICから北関東、関越道を走り沼田ICより国道120号を走る。丸沼スキー場辺りから霧がかかり小雨混じりとなる。天気予報では6時頃から晴れマークだったのに山の天気は分からない。登山口の菅沼登山口に6:10分に到着した。駐車場には10台ほど駐車していたが本格的にく雨が降ってきた。先客の登山者は車の中で様子を見ているようだった。50分程様子を見ていたら小降りになった今日の天気予報は晴れの予報を信じて雨具をきて登ることにし7:00分に登り始めた。このコースは平成11年8月に登って以来12年振りである。
前白根山から見る白根山
7:00 登山口の駐車場を出発
登山口にある案内板
登山口にある案内板の右をしばらく平坦な登山道を進むといよいよ急な登山道となる。相変わらず小雨が降っていてガスで何も見えない中ひたすらに登る。座禅山の東側を巻くようになり緩やかな登山道となると弥陀ヶ池に出た、相変わらずガスで本来ここから正面に白根山が見えるはずなのに見えない。ここまでは数人の登山者に出会っただけだった。
8:40 弥陀ヶ池
白根山への道標
静かな弥陀ヶ池を後に白根山に向かう。ここからは急登の連続となる。しばらく登るとガスが流れて青空がのぞいてきた、天候が回復することを期待し休み々登る、岩場を登り切ると草付の登山道をジグザグに登る頃には快晴となった。ピークに登りつめると山頂に多くの登山者の姿が見えた。
弥陀ヶ池が見えてきた
山頂から見る中禅寺湖
10:15 山頂にて
山頂を振り返る
登り始めて3時間10分でようやく白根山山頂に着いた。登る時には登山者が少なく静かに登ってきたが山頂に着くと多くの登山者で賑わっていた。丸沼スキー場のゴンドラで登って来たようだ。山頂からの展望は素晴らしく眼下に緑色の水面を見せる五色沼や男体山など奥日光の山々が一望できる。まもなく団体さんが登ってきて大混雑となり合間をぬって記念写真を撮ってもらい早々に下山する。山頂部から一旦鞍部に下り登り返すと奥白根神社のある峰に登り返す。丸沼高原からの登山者が次々と登ってくる。こちらのコースからH19年3月に冬の白根山に登った時は山頂への最後の登りはアイスバーンの急斜面を登り山頂では風が強く寒くて早々に下山した。
避難小屋に向け下山
五色沼を望む
丸沼高原からのルートを右に見て砂礫の道を避難小屋小屋に向け下る。五色沼を左に見ながら最初は緩やかに下ると急斜面の登山道をジグザグに急降下する。こちらのルートから登ってくる登山者も結構いる。聞けば弥陀ヶ池から五色沼を通り避難小屋に出て登ってきたと話してくれた。
避難小屋から白根山を望む
11:05 避難小屋
急な下りが終わりダケカンバの林を抜けると山頂から35分で避難小屋まで下った。ここまで来ると登山者はめっきり少なくなった。小休止しここから避難小屋の脇から前白根山に向け登る。ここからは初めて登るルートで登山者は誰もいない。20分程登ると稜線にでた。
稜線に出ると緩やかな登山道となり正面に前白根山が見えた。小ピークを巻き鞍部に下ると五色沼への分岐がありここから前白根山への最後の登りとなるが10分ほどで山頂に着いた山頂は平坦で湯元からの登山道と五色山への登山道がある。山頂で昼食にした。今回もお湯を沸かしカップラーメンと赤飯のおにぎりを食べ奥日光の山々を眺めながらコーヒーを飲む、奥日光の山でまだ登っていない大真名小山・小真名小山が男体山の左に見える。眼下に中禅寺湖が一望できる。
稜線に出ると正面に前白根山が見える
11:40 前白根山にて
前白根山から見る白根山
五色山を望む
前白根山からの展望を楽しんでいたら単独の登山者が登ってきた。聞けば栃木から来たと言い日光の山は全て登ったとの事、女峰山には霧降高原から日帰りで登ったと話していた健脚な人だと感心してしまった。お先にと言い五色山を目指しガレ場から一旦鞍部に下り登り返す。
12:35 五色山 山頂
五色山から見る白根山
前白根山から25分で五色山に着いたここも誰もいない山頂だ。ここから見る五色沼と白根山が美しい。ここでまた先ほどの登山者が登ってきたこれからどちらに向かいますかと尋ねると、以前ここから弥陀ヶ池に下ったので今日は金精峠に下り菅沼登山口に戻ると言う。自分と同じルートですね話す。
国境平 湯元への分岐
13:18 金精山
眼下に湯ノ湖が見える
奥日光の山々
五色山からはササ原の登山道をしばらく下ると急な下りとなる。ここで10名程の登山グループが登って来たしばらくぶりに登山者に出会った。眼下に湯ノ湖や湯元が見える。五色山から15分で湯元への分岐に出るとここから金精山へは25分ほど登ると13:18分に着いた。山頂は南側が開けていた。
ハシゴがあった
13:50 金精峠
金精峠
金精峠からの登山道
金精山からは金精峠まで下る。途中ロープに張ってある場所やハシゴが掛かっている場所があるが危険な場所ではない。30分で金精峠に出た。ここは以前温泉岳から根名草山に登った時に金精トンネルの駐車場から登ってきた場所だった。
ここまで単独行氏と前後しながら歩いてきた。峠には金精神社がある、昔の人は菅沼から湯元へこの峠を越えていたのですかね?峠からの道は意外と広く林道のようだった。途中ガスが切れ尾瀬の燧ヶ岳を見ることが出来た。シラビソ林から雑木林の中歩くと車の音がしてきて間もなく車道に出た、車道に出るとすぐ先に菅沼茶屋があり駐車場に14:30分に戻る事が出来た。歩行時間を6時間10分の予定で出発したが途中の休憩が多く15分オーバーの6時間25分で無事歩くことが出来た。百名山の白根山山頂の賑わいから一遍し誰もいない前白根山から五色山への登山ルートは五色沼越に見る白根山は素晴らしい絶景が楽しめた。雨の中登り山頂に立つ頃には快晴となる天候にも恵まれ白根山の自然を楽しめた1日だった。
男体山や湯ノ湖が見え、紅葉は過ぎた奥日光の山が左の太郎山とその奥に女峰山手前に小真名子、大真名子山が一望出来た。
【登山ルート】 歩行距離 : 12.2km 所要時間 : 7時間25分
NO24
国境平
湯元への分岐
金精峠