宝剣岳 ・ 三ノ沢岳
【2日目:コースタイム】 2011/8/10 歩行時間:5時間10分
宝剣山荘(6:00) → (6:20)宝剣岳(6:30) → (7:00)三ノ沢岳分岐(7:05) → (8:45)三ノ沢岳
(9:10) → (11:05)三ノ沢岳分岐(11:35) → (11:45)極楽平 → (12:10)千畳敷(ロープウエー)(12:40)
⇒ (12:50)しらび平(13:00) ⇒ (13:35)管の台駐車場(13:47) ⇒ (14:00)こまくさの湯(14:50) ⇒
(15:00)駒ヶ根IC ⇒ (16:00)姥捨SA(16:35) ⇒ (18:00)本庄IC ⇒ (18:30)伊勢崎
■山行記録
【山行記録】
三ノ沢岳
2日目は岩稜の宝剣岳から花と展望の三ノ沢岳を登る。伊那前岳から日の出を楽しみ6時に宝剣山荘を出発する。
伊那前岳
宝剣岳への登り
宝剣岳の登山道はクサリの連続で下山者を待ち渋滞となる。初心者では危険な山だが簡単に登れるため多くの登山者が登る。
6:20 宝剣岳山頂
三ノ沢分岐へ下る
登りで渋滞したが20分で山頂に着いた、山頂は狭く高度感がある。多くの登山者が交代で写真撮影をしている。後の岩に登る登山者がいるようだが危険なことは避けて10分ほどで南稜を三ノ沢分岐に下山した。
奇妙な突出岩を通過する
岩稜の尾根を下る
下りもクサリ場の連続で劔岳と変わらないくらいの危険度のようだが展望を楽しみながらユックリ慎重に下る。ミヤマダイコンソウやイワツメクサが岩場に咲いていた。
コマウスユキソウ
鞍部に下る
岩場にヒメウスユキソウ(別名コマウスユキソウ)が咲いていた。エーデルワイスの仲間でハヤチネウスユキソウに似て可憐な花に出会えた。南稜コースもクサリの連続で過去に滑落事故があったようで慎重に下る。
タカネツメクサとイワギキョウ
千畳敷カール
岩場にイワギキョウやイワツメクサ、イワベンケイなどが咲いていた。眼下には千畳敷カールが一望できた。鞍部まで一旦下りクサリ場を登り返すと岩をクサリに掴まりながら通過する危険な場所がある。落ちれば即、死が待っているようなスリリングな場所だがクサリはしっかりしているので3点支持で慎重に岩場を通過すると間もなく三ノ沢岳分岐に出た。
最後に登り返すクサリ場
空木岳が姿を見せる
ハイマツ帯の登山道
乗鞍岳
なだらかな登山道
山頂直下に咲くチングルマ
8:45 三ノ沢岳山頂にて
木曽駒ヶ岳を見ながら下山
ケルンがある
宝剣岳
11:05 三ノ沢岳分岐にて
乗越浄土に救助ヘリが飛来した
11:35 極楽平に向け下山
南に空木岳が見える中央アルプスの主稜線を縦走し空木岳に登るコースを歩いてみたくなる展望だ。宝剣岳の緊張感から解放されホッとすし、今度は三ノ沢岳を目指す。ハイマツ帯の登山道を山頂を正面に見ながら下ると稜線上の登山道が一望できる。
北に乗鞍岳が見え木曽御嶽山も間近に見えた。岩場の小ピークを越え鞍部まで下り登り返すとなだらかな登山道となり三ノ沢カールとなり両側にシナノキンバイなどが咲く花々や空木岳への主稜線の展望を楽しみながら歩く。
三ノ沢岳山頂には数名の登山者のみで木曽駒ケ岳や宝剣岳の多くの登山者で賑わう山と違い静かな山だ。25分ほど展望を楽しみ下山する。正面に木曽駒ケ岳を見ながらノンビリ下る。登るとき気が付かなかったケルンを通過し鞍部まで下ると三ノ沢岳分岐まで登りとなる。
ハイマツの登山道を登り切ると三ノ沢岳分岐に戻った。宝剣岳の岩峰が間近に見え多くの登山者が岩肌に見える。すると若い山ガールがワイワイ言いながら極楽平から来て宝剣岳に登って行ったが大丈夫だろうかと心配になる?分岐で軽く昼食にした。
分岐で休憩していると乗越浄土(宝剣岳方面)に救助ヘリが飛来してきて登山者だろうか1名救助して行った。北アルプスでは何度も救助ヘリを見てきたが遭難救助が本当に多いのだろう、山は一歩間違えば事故につながる危険と隣り合わせの中である。出来る限りの危険予知をしながら自然を楽しみたいものである。
千畳敷ホテル前
眼下の千畳敷カールには乗越浄土から登山者がアリの行列のように下山してくる。三ノ沢岳分岐から10分ほど下ると極楽平に着き、後は千畳敷まで下るのみチングルマやカラマツソウなどを見ながら35分ほどで駒ケ岳神社に着いた。ホテル前は多くの観光客や登山者で賑わっていた。2日間の木曽駒ケ岳〜三ノ沢岳の山旅も無事終了。ロープウエーもあまり待たずに乗車でき管の台駐車場に1時間ほどで戻ることが出来た。こまくさの湯で2日間の疲れをとり渋滞もなく帰路に着いた。
【地図】
NO21-2