槍ヶ岳 (3,180m)
天を突く鋭い三角錐の岩峰はどこから見てもすぐ槍ヶ岳と分かる。富士山、北岳、穂高岳、間ノ岳に次ぐ5番目に高い山の頂に立つことは山を楽しむ登山者にとって憧れの山である。槍ヶ岳は山歩きを始めて2〜3年もすれば誰でも手の届くところにある。10kgのザックを背負い、1日8〜9時間ほどの行動が出来れば槍の穂先にチャレンジできる山だ。
東鎌尾根から望む槍ヶ岳
【山行記録】 1日目は表銀座縦走コースを中房温泉〜燕岳から大天井フュッテまで歩く。槍ヶ岳への最初の登山コースは表銀座コースから登る計画をしたが過去2年間天候に恵まれず3度目にして始めて槍ヶ岳の山頂に立つことが出来た。念願の東鎌尾根からの登りは素晴しい天候に恵まれ思い出に残る山行となった。今回のコースは燕岳から表銀座コースを歩き槍ヶ岳に登り上高地へ下山する縦走計画なので車を中房温泉から沢渡まで回送することで実現した。 |
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@ 中房温泉 登山口 7:00 伊勢崎を3時に出発し中房温泉の駐車場に6時に到着。燕岳は人気の山で駐車場はすでに満車で路肩に留めようとしたら運よく1台が出て駐車することが出来た。駐車場から10分ほど車道を歩き燕岳登山口に着く。燕岳へは昨年登ったコースで2回目となる。 |
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中房温泉登山口にて | |
A 合戦小屋 10:05/10:20 三大急登りの合戦尾根は第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチと30分〜40分と適度に休憩を取れ登山道も整備されていて歩きやすい。登り始めて3時間で合戦小屋に到着。多くの登山者で賑わっていた。名物のスイカはこの時期ではありませんでした。 |
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合戦小屋 | |
B 合戦沢ノ頭 10:45/10:50 合戦小屋から25分ほどで樹林帯を抜け合戦沢ノ頭に出る。ここからまで登ると槍ヶ岳が姿を現し、燕岳も見える。ここで20kgほどのザックを背負った単独行氏と話しながら登る。今日は天気が良いので大天井岳まで登りテント泊すると言う。テント泊なら混雑した山小屋に泊まらずにすむのでノンビリ山歩きが出来ると話していた。うらやましいが20kgのザックを背負って登るのは大変だろうね。 |
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合戦沢ノ頭から見る槍ヶ岳 | |
C 燕山荘 11:30/13:00 登り始めて4時間30分で燕山荘に着く。快晴で360°の展望です。燕岳は過去2回登っているので今回はパス。同行の皆さんは燕岳に登りに行ったが私は昼食を摂りノンビリ待つ。それにしても登山者が多い山です。 |
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燕山荘にて | |
燕山荘を13:00に出発。表銀座縦走路を今夜の宿泊地大天井フュッテを目指す。登山道からは大天井岳や槍ヶ岳を望みながら快適に歩く。振り返れば燕岳と8月に登った針ノ木岳・蓮華岳や鹿島槍ヶ岳が望める。 | |
表銀座縦走路から見る槍ヶ岳 | |
D 大天井岳分岐 15:30 ノンビリ歩きすぎたのか分岐」まで2時間30分かかった。ここで同行者4名が大天井岳に登り大天井フュッテに下ると言い分かれる。大天井岳も2回登っているのでパスし残り4名で巻道を進む。ここからは初めて歩くコースだ。 |
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大天井岳分岐 | |
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このコースはクサリ場や岩場のある変化に富んだコースで注意を要する。慎重に通過しながら紅葉の始まった木々や展望を楽しみながら歩く。 |
槍ヶ岳へのルートは岩場が続く | |
E 大天井フュッテ 16:40 日が沈む頃になりようやく大天井フュッテに到着した。 この山小屋は鞍部にあり日が沈むのが早い。宿泊の手続きをすると山小屋の主人が遅いので心配していたと言う。宿泊の手続きをしていたら燕山荘まで同行した単独行氏がいてテントは泊の予定ではと話すとここにはテント場がないと言い仕方なく小屋泊りに変更したとのこと。思い荷物を背負ってきてご苦労様です。大天井岳へ登った4名が20分遅れで到着した。夕食の6時までビールで到着を祝いの乾杯し談笑する。夕食はトンカツでした。夜外に出ると満天の星空で明日も天気は良さそうである、疲れもあり7時には寝てしまった。 |
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大天井フュッテ |
NO1