日本百名山 十勝岳 (2,077m)
十勝岳は大雪山国立公園のトムラウシから南西に延びる山域の一つで30年から40年の周期で噴火する活火山だ。最近では昭和37年に大爆発があり、昭和63年から平成元年に21回も噴火して現在も前十勝では噴煙を上げている。登山道は遮るものがない砂礫の道が山頂へと続く展望の山でもある。
望岳台から望む十勝岳
1.山 行 日 : 2008年9月15日
2.歩行 時間 : 5時間50分
3.同 行 者 : 伊勢崎市ハイキング協会 25名
【コースタイム】
5:35 6:45 8:55/9:10 9:50/10:20 11:20 12:20
望岳台 → 十勝岳観測所 → 十勝岳山頂 → 昭和噴火口手前 → 十勝岳観測所 → 望岳台
(昼食)
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@ 望岳台 5:35 白金温泉の白樺荘から10分で登山口の望岳台に着いた。ここから噴煙を上げる十勝岳が一望できる観光地である。 |
A 十勝岳避難小屋跡 6:45 登山口から十勝岳を正面に見ながら石や岩がゴロゴロとした緩やかな登山道を登ると1時間程で火山活動の観測所と思われる小屋に着いた。ここはガイドブックにある避難小屋の跡地と思われる。ここからは火山礫のガレ場の急な登りとなる。、 |
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ガレ場の急坂を登り詰めると風景が一変した。左に美瑛岳が見え登山道脇には噴火口跡が眼下に見える。 | |
火山灰の平坦な登山道となり足も軽くなる。周囲は荒涼とした風景となり、右手に前十勝の新噴火口からもうもうと噴煙を上げ登山道を硫黄臭の噴煙がなびいていてくる。まさに活火山を登っているのが良く分かる光景だ。 | ![]() |
正面に見える十勝岳本峰へは右側のガレ場の急坂を40分ほどで稜線に登り詰めるとまもなく山頂に着いた。 | |
B 十勝岳山頂 8:55 山頂からは360°の大展望だ。トムラウシや大雪山の山々や美瑛岳が目の前に迫って見える。 |
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美瑛岳の反対側には上ホロカメトックから富良野岳と続く山並みが素晴しい。 |
山頂で記念写真をとり眼下に噴煙を上げる前十勝を見ながら下山した。 | ![]() |
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稜線からガレ場の急坂を下る。旧噴火口への平坦な火山灰の登山道を望む。 |
花の時期は終わり僅かにシラタマノキが咲いていた。登山口の望岳台に12:20分に下山した。 |
十勝岳登山も終わり帰路につく。美瑛町のなだらかな丘陵地の花畑も終わりで観光客も少ないようだ。富良野から苫小牧に入り19:30分発の新日本海フェリーで20時間かけ新潟港に戻り関越道を走り19:00に伊勢崎に戻った。
■山行記録
大雪山 旭岳