赤城 鈴ケ岳 (1,564.7m)
【山行記録】
赤城の鈴ケ岳は何回も登っている山で特にレンゲツツジの咲く頃には多くの登山者が訪れる。以前は新坂平にある白樺牧場から登っていたが今回は北ルートで登ってきた。地元の山なので朝8:20分に自宅を出て登山口となる大沼(標高1,350m)の西にある沼尻の駐車場に9:30分に着いた。距離にして46Kmほどで近い。
沼尻から見る黒檜山
さいたま市立自然の家にある案内板
沼尻からさいたま市立自然の家に向かう、以前五輪尾根を縦走した時はここから薬師岳に登ったが今日は関東ふれあいの道で出張峠に登る。この道は深山まで続いていて途中に鈴ケ岳の登山口がある。
出張峠
出張峠への登山道
さいたま市立自然の家の左脇に関東ふれあいの道の案内板がある。ここから深山までのコースでまずは出張峠に登る。新緑の木々とササ原の登山道は緩やかで歩き易く良く整備されている。昔は深山から大沼に抜ける道だったが今はこのコースを歩く登山者は少ないでしょうね。登り始めて25分で標高1,400mの出張峠に着いた。ここから出張山まで10分ほどで登れ五輪ハイキングコースとなっている。
出張峠からは木の階段で急降下となるが新緑のカラマツ林が美しい。階段の急降下が一段落するとカラマツの標識やクマザサの標識がある。苔蒸した平坦なシダが茂る登山道を抜け舟ケ沢を渡り登り返すと林道に車止めがあり、少し歩くと鈴ケ岳の登山口がある。登山口の標高は1,130mで出張峠から270mほど下ったことになる。
急勾配の階段
カラマツ林の看板
鈴ケ岳登山口の標識
鬱蒼とした登山道
十字路(大ダナ)
ロープの張られた岩場
北コースは鈴ケ岳の北東側を巻きながら登る。残念なのはこのコースにはほとんどツツジが咲いていなかった。登山口から40分で鍬柄山と鈴ケ岳との鞍部にある十字路(大ダナ)に出た。ここまで来ると鈴ケ岳に登る登山者が多くなる。ここからは急な登となり所々ロープの張られた岩場もあり山登りらしくなった。
ヤマツツジ
鈴ケ岳山頂
岩場を登り切るとヤマツツジやシロヤシオが咲いて丁度見頃だった。家族連れや年配の御夫婦の登山者が多くなると鈴ケ岳の山頂へ着いた、山頂は多くの登山者で賑わっていた。山頂は木々に囲まれ展望は良くないが東側から黒檜山方面のみ展望できる。
鈴ケ岳山頂から見る大沼と黒檜山から駒ケ岳
シロヤシオ
鍬柄山
山頂で30分ほど休み下山を開始。十字路の分岐まで10分で下り往路を下る予定だったがツツジを見たくなり鍬柄山経由で白樺牧場に下山することにした。鍬柄山へは急な登りとなり鈴ケ岳に向かう登山者がせっかく登ってきてこんなに下るのはもったいないと言いながら下って行った。急と言っても20分ほどで鍬柄山に着いた。ここは展望が良く黒檜山や荒山から鍋割山が見える。
鍬柄山からは登山道脇にヤマツツジやシロヤシオが咲きレンゲツツジも咲き始めていた。ツツジを楽しみながら下ること30分ほどで登山口に出た。ここからは車道を歩き観光客で賑わう見晴山に立ち寄った。
レンゲツツジ
白樺牧場からの登山口
見晴山 山頂
レンゲツツジ
車道を10分ほど歩き見晴山登山口から登ると5分で山頂に着いた。山頂は平坦で観光客で賑わっていた。レンゲツツジで有名な白樺牧場はまだ早いようで余り咲いていなかったが、ここは丁度見頃だった。
レンゲツツジやヤマツツジが満開の山頂
山頂から沼尻に下るコースがあるようだが今日は車道に戻り大沼湖畔で歩いて下ることにした。以前新坂平から地蔵岳に登り大沼に下り新坂峠に戻った時は車道を登ったが、今日は下るのみ20分で湖畔に出ると駐車場に13:40分に戻ることが出来た。結局鈴ケ岳の周回コースを4時間で歩きツツジも楽しめ結構トレーニングにもなった。北コースはカラマツが紅葉する秋にもう一度歩いてみたくなった。赤城山は多くの登山コースがあり今回で鈴ケ岳の南コースを残しほぼ歩くことが出来た。近くて手軽に登れる赤城山は四季を通して自然を楽しめる山だ。ホームページで赤城山を検索していたら赤城外輪山を縦走する登山者が結構いて機会があれば挑戦してみたいと思いながら帰路に着いた。
【登山ルート】
■山行記録
NO15