■ トップページ

山行記録


【コースタイム】  鴛泊コース  往復

   4:40          4:50/4:55      4:58         5:28         6:08           6:45/6:50          
北麓野営場登山口  →   水場   →   3合目   →   4合目   →   五合目   →   6合目第一見晴台  →   

    6:54              7:12        7:48/7:55        8:15/8:18          8:33          9:12             
6.5合目トイレブース  →   7合目   →   第二見晴台  →   8合目 長官山   →   避難小屋  →   9合目   →    

 9:57/10:00      10:30/10:35     11:04/11:21     11:46/11:50     12:06          12:20                  
沓形コース分岐  →  利尻山頂  →  沓形コース分岐  →  9合目  →   避難小屋  →   8合目 長官山  →    

 12:34        13:03          13:20                 13:25          13:40/13:43      14:09          
第二見晴台  →  7合目  →  6.5合目トイレブース   →   6合目第一見晴台  →   5合目    →   4合目  →    

14:39     14:42/14:50      15:00
3合目  →   水場    →   登山口

避難小屋   12:06

火山礫の登山道を慎重に下り沓形登山道分岐で昼食を撮り9合目に11時45分に下山した。

エゾハクサンイチゲ

登り始めて6時間でようやく山頂に着いた。山頂は多くの登山者で休む場所もないくらい混雑していた。南峰は登山禁止で脇にローソク岩が見える、海上の独立峰ならではの360度の大パノラマが待っていた。雲海で麓は見えなかったが美しい山岳風景を楽しむことが出来た。祠の前で記念写真を撮り昼食は沓掛登山道分岐まで戻ることにし山頂を後に下山した。

9合目もトイレブースがある開けた広場で多くに登山者が休んでいた。ここまで登ってきたが山頂はまだ先です。9合目から40分ほど登ると右側が切れ落ちた場所に出た。左側のロープに掴まりながら登る。

ボタンキンバイの咲く斜面

山頂にはボタンキンバイやエゾハクサンイチゲが一面に咲いて、また山頂付近にはリシリヒナゲシ、ミヤマハタザオ、シコタンソウ、エゾハクサンイチゲ、チシマイワブキなどの利尻特有な花々が咲いていた。

利尻山頂にて     10:35  

南峰とローソク岩

沓形登山道との分岐を過ぎると、裸地化した登山道を整備、補修のため土砂流失止めが作られた場所がある。ここは土砂流失止が作られる前までは火山礫で滑りやすく、下山時は転倒しやすい登山道だったようだがいまは安心して登れる。

手前に9合目と長官山を望む

土砂止めで整備された登山道

眼下に避難小屋が見える

長官山を振り返る

1.山 行 日 : 平成25年6月29日(日)
2.山    域 : 北海道利尻島
3.歩行時間  : 9時間20分
4.同 行 者 : 4名



6合目から4分程で携帯トイレ用トイレブースが設置してある。利尻山では携帯トイレ以外使用できない。8合目の長官山に登山口から2時間45分で着いた。ツアー登山者が多く45分程予定より遅れて到着した。正面に利尻山が見えてきたがまだ遠い。

6.5合目 携帯トイレ用トイレブース   6:54

第一見晴台からペシ岬を望む

6合目 第一見晴台  6:45

利尻山登山は29日朝4時に宿の車で鴛泊コース登山口の北麓野営場まで送ってもらった。4:40分に登山開始した。10分程で甘露泉水という水場があり水を汲む。この湧水は日本名水百選に選ばれている名水で美味しい水でした。

甘露泉水の水場     4:50

鴛泊コース登山口の北麓野営場   4:40

【記録】

 利尻山は利尻岳・利尻富士とも呼ばれる北の秀峰で日本百名山、花の百名山に選ばれている。今回の利尻山登山計画は車とフェリーで礼文島から利尻島を巡り利尻山に登り下山後その日に帰路の着くハードスケジュールだった。

  伊勢崎を27日(木)AM3:20に出発、北関東道〜東北道を走り途中八戸市の八食センターで昼食を食べ八戸港に11:30に着いた。乗船手続きをし苫小牧行きの13:00発のフェリーに乗る。苫小牧まで約7時間の船旅で出航後海が荒れ船酔い寸前となった。乗客はほとんどトラックドライバーだった。苫小牧港に20:15に到着し40分に下船し苫小牧IC〜士別剣淵ICまで高速道を約3時間20分程走り士別剣淵ICから稚内港を目指し深夜の国道をひた走り28日AM3:20に着いた。伊勢崎からの稚内までの走行距離1070km・所要時間24時間かかった。早朝でもありすき屋で朝定食を食べ車はフェリー乗り場の駐車場に駐車(2日間2000円)して6:50分発の礼文島行きのフェリーに乗る。礼文島まで2時間ほどの船旅で船内は観光客で満員だった。礼文島ではレンタカーでスコトン岬やアツモリソウ群生地と澄海岬を観光し12:00に港に戻り食事をし13:05の利尻島行きのフェリーに乗船40分程で利尻島の鴛泊港に着いた。宿で宿泊手続きをし利尻富士温泉に入り夕食後ペシ岬に夕日を見に登ってきた。夕日は礼文島に沈み、利尻山が夕日で赤く焼けた姿を見ることが出来た。

ガレ場はロープを頼りに登る

長官山から一旦下りとなり利尻山避難小屋(看板は利尻岳山小屋)が見える。長官山から15分で着いた。中は結構広い。避難小屋に泊り山頂で日の出を見て下山してきた登山者がいた。

利尻山は北海道利尻島に位置する単独峰で島全体が一つの山を形成し利尻富士とも呼ばれる秀峰である。標高わずか1,719mであるが鴛泊コース登山口の標高が200mであり山頂までの標高差1500mは富士山五合目(2500m)から山頂(3776m)までの標高差をしのぐ山である。


戻る

8合目 長官山   8:15

利尻山

ツアー登山者や団体の登山者と下山が重なり登る時と一緒で結構時間がかかった。日本百名山はどこでも大変混雑しているのが最近は普通になってきた。避難小屋から長官山、見晴台と下り、甘露泉水で喉を潤し15時に登山口の北麓野営地に無事戻った。利尻山の登山には3つのルールがあり@携帯トイレを使うこと。携帯トイレの回収は登山口に専用の回収ボックスがあります。Aストックにゴムキャップを着けること。どこの山でも最近はストックによる登山道や高山植物の荒廃が進んでいるようです。環境にやさしい登山を心掛けましょう。B植物の上に乗らない、踏み込まない。これは利尻山に限らず全ての山で守るべきことですね。下山後宿にお願いし迎えに来てもらい利尻富士温泉に入り17時45分のフェリーで稚内に戻った。

9合目   11:46

火山礫の滑りやすい登山道

9合目    9:12

登山口から2時間15分ほどで第一見晴台の着いた。展望のない樹林帯の登りから最初に展望が開け.眼下にペシ岬が見えた。