苗場山 (2,145m)
ゆるく傾いた長く広い稜線を持つ苗場山には多くに地糖がある。苗場山の由来の語源は地糖にあるミヤマホタルイは稲の苗のようだといわれている。前回は祓川コースから山頂フュッテ泊りで登ったが、今回は秋山郷の小赤沢口登山口から日帰りで登ってきた。
地糖のある苗場山頂付近
1.山 行 日 : 2009年10月4日(日) 天候 : 晴れ
2.歩行時間 : 5時間30分 所要時間 : 6時間45分
3.同 行 者 : 6名
4.登山コース : 小赤沢登山口(三合目)→六合目→九合目→苗場山頂 往復
■山行記録
【山行記録】
5時に伊勢崎を出発し関越道石打塩沢ICより国道353号線で津南町へ出て国道405号線で秋山郷に向かい秋山支所から小赤沢林道を約8km走ると小赤沢コース3合目の駐車場に7時50分に着いた。広い駐車場はほぼ満車になっていた。
@ 小赤沢登山口 8:05 登山口は三合目で駐車場は広くトイレもある。日本百名山は人気があり登山口は何処も良く整備されている。ガイドブックには30台とあるが手前にトイレがあり登山口までかなり広く中央部分は駐車していないが両脇に50台程度は駐車できるスペースがある。 |
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駐車場の奥が登山口で計画書のポストがあり脇に水場がある。 | |
A 六合目 9:05 この登山道は各合目毎に標識があり次の標識までの時間が書いてあるので参考になる。木の根が張り出した場所や、ぬかるんだ樹林帯の登山道を30分ほど登ると四合目に出る。ここには水場があるり喉を潤し先に進む。30分ほどで六合目に着いた。 |
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樹林帯の切れ間から振り向けば紅葉した山が見えた。 | |
六合目を過ぎると登山道は傾斜を増し岩がゴロゴロした場所がありロープやクサリがあるが使わずに登れる。 | |
B 八合目 10:20 八合目を過ぎると周りの木々も低くなり展望も徐々に開けてくる。 |
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C 九合目 10:30 八合目を過ぎるとまもなく目の前に広大な湿原が現れる。ここは地図の坪場ですかね? |
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地塘が点在し山頂へと続く緩やかな木道が敷かれている。山頂にこんな湿原があるとは驚きである。快適な木道歩きは最高だ。和山分岐を過ぎると写真上部の樹林帯となり木道が途切れ石がゴロゴロとした登山道となるがわずかな登りで再び展望が開け山頂への木道が続く。 | |
草紅葉の始まった広大な湿原を楽しみながらしばらく歩くと大きな建物が見えてくる。苗場山頂フュッテである。フュッテ下の休憩場所で昼食にした。時々ガスが流れる中、多くの登山者がノンビリ食事や休憩している。中には昼寝をしている人もいた。祓川コースから登ってくる登山者も多いいようだ。 | |
D 苗場山山頂 11:50 40分ほど休み山頂を目指す。山頂は湿原より小高い所で遊仙閣の裏にある。周囲は低い木々が茂っていて展望は出来ない。前回登った時はこの遊仙閣は営業していたが今は閉鎖していた。記念写真を撮り苗場山頂フュッテに立ち寄る。テラスでは多くの登山者が休憩していた。前回は祓川コースで登りここで一泊したが記念バッチを買い忘れたので買おうと思ったがあいにく売れ切れて無いと言われ残念。近い山なので次回に期待し12:00分に下山した。 |
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ガスが湧き周囲の山々が見えなくなってきた。夏には高山植物の花々が咲いているだろうが草紅葉の湿原も素晴しい。 | |
左下にササ原と地塘が点在する幻想的な湿原が広がっている。尾瀬は周囲を山に囲まれた湿原であるがここは山頂台地にある湿原である。どうしてこんなに広い湿原が出来たのか不思議だ自然が作った庭園のような光景だ。 | |
地塘の中に生えるミヤマホタルイが田んぼの苗のように見えることから苗場山と呼ばれたといわれている。 | |
苗場神社の案内板のある分岐まで戻り2〜3分先にある神社に立ち寄る。 | |
神社といっても写真のような社があるだけだった。この先を少し下がった場所からみる湿原も美しい。 | |
樹林帯の登山道を抜け最後の地塘が点在する場所まで下るとまもなく九合目となる。ここからは湿原に別れを告げ樹林帯の登山道を下る。 | |
ダケカンバやブナの紅葉を楽しみながら滑りやすい登山道を下る。ブナに絡みつくウルシが色付いていた。 | |
木々が黄色く色づき始めていた | |
E 三合目登山口 14:40 山頂から2時間40分で登山口の駐車場に戻る。駐車場もだいぶ車が少なくなっていた。 |
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帰路駐車場から少し下った場所にある大ゼンの滝に立ち寄る。丁度滝に下る階段の草刈をしていた家族がいてご苦労様と挨拶し滝を見学した。六日町で海草をつなぎに使う名物のヘギソバを食べ石打塩沢ICから関越道で帰路に着いた。 | |
【コースタイム】 小赤沢登山口(8:05) → (9:05)六合目(9:10) → (10:50)八合目 → (10:25)九合目 → (10:50)2060m地点 → (11:10)苗場山頂(11:50) → (12:15)2060m地点 → (12:20)苗場神社 → (14:40)登山口 |
日本百名山