飯豊連峰 飯豊本山 (2,105m) ・ 大日岳 (2,128m)
飯豊山は新潟、山形、福島の三県にまたがる膨大な山塊で最高峰は大日岳だが信仰の対象となったの
が飯豊本山である。飯豊本山の山頂に立つのには多くの登山道があるが、いずれも簡単には到達できない
奥深い山である。飯豊飯豊連峰の稜線に出ると残雪と 高山植物の花々が咲き乱れる素晴しい自然が疲れ
を癒す素晴しい山である。5年前に大日杉登山口から登ったが今回は川入の御沢登山口りから大日岳まで
2泊3日の日程で歩いてきた。
1.山 行 日 : 平成19年7月20日・21日・22日 2泊3日
2.歩行 時間 : 1日目 6時間20分 所要時間 : 6時間55分 歩行距離 : 10km
3.同 行 者 : 8名
【コースタイム】
1日目
8:20 9:05 9:35 10:00
10:40 11:00
御沢登山口 → 下十五里 → 中十五里 → 上十五里 → 笹平 → 横峰 →
11:25/11:45 12:45 13:05/13:20 14:45 15:15
水 場 → 剣ケ峰 → 三国岳避難小屋 → 種蒔山 → 切合小屋(泊り)
【1日目山行記録】
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@ 御沢キャンプ場 8:20 登山口にはキャンプ場があり広い駐車場があり、トイレもある。他県ナンバーの車が5台ほど駐車していた。百名山にしては意外に少ないのは簡単に登れない山なのだろうか。花を求めて登るにはこの時期が一番だが、梅雨明けが遅く天候が心配だが稜線の花々を期待しながら登山を開始した。 |
A 中十五里 9:35 御沢キャンプ場の登山口から林道を歩くとまもなく御沢小屋跡がある。大滝遊歩道との分岐があり、ここが登山口となる。杉林からブナ林となると木の根が張り出し所々土がえぐられ段差がついたきつい登りが続く。下十五里を過ぎ登り始めて1時間程で中十五里に着いた。樹林帯の中は蒸し暑さで汗が吹き出る。 |
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B 剣ケ峰 12:45 中十五里から上十五里と丁度良い休憩ポイントがあり登りやすい。笹平を過ぎると小白布コースと合流する横峰に出る。この先に水場がある。冷たい水で喉を潤し軽く昼食にする。水場を後に地蔵山への分岐を過ぎると展望が開け稜線の登山道となり岩場が連続する剣ケ峰から三国岳への登りとなる。前回はこのコースを歩けなかったので期待していた場所で岩峰の稜線を登れる嬉しさが登高意欲をそそる。所々クサリ場があるヤセ尾根でニッコウキスゲが咲いていた。 |
C 三国岳避難小屋 13:05 岩場を慎重に登り切ると登り始めて4時間25分でようやく三国岳に着いた。ここからは残雪の飯豊本山から大日岳への稜線が一望できた。小屋の管理人がこの先でヒメサユリが咲いていると話してくれた。ここで小休止をして様々な花に出会える楽しみに切合小屋を目指し出発する。 |
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三国岳避難小屋の裏手から七森へ下り稜線のアップダウンを繰り返す。この辺りまで来るとヒメサユリが咲いている。種蒔山へは1時間30分ほどの登りで、時折大日岳が姿を現す展望のコースだ。 |
稜線から時々ガスが晴れ大日岳が姿を現した。 | ![]() |
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登りが一段落すると種蒔山にでる。山頂は左上のようだが登山道に標識がある。まもなく最初の雪渓が現れた。 |
登山道が崩落していて脇に巻道が作られていた。下り終わると大日杉コースとの分岐となる。前回は御坪からここに出たのだった。少し下るとザレ場となる。写真の中央が草履塚でその奥が飯豊本山である。 | ![]() |
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D 切合小屋 15:15 ザレ場まで下ると目の前に飯豊連峰の主峰大日岳がよく見えた。ここから切合小屋まではすぐ先だ。小屋には沢から汲み上げた水場がある。小屋に着くと宿泊の手続きを済まし寝る場所を確保し小休止してから食事の準備。今晩はアルファー米でカレーを食べる。アルファー米にお湯を入れて30分ほどで出来上がる間にお湯を沸かしカレーを温め食べた。山で自炊して食べるには結構うまかった夕方から本格的に雨が降り出した。今日の宿泊者は結構多いいようでほぼ満員だ。トイレは水洗に改修されていました。電気の無い小屋なので7時前には持参した寝袋にマットを敷いて横になったが板の間に寝るので背中が痛いが疲れていたのかすぐに眠りについた。 |
1日目