日本百名山 白山 (2,702m)
弥陀ヶ原 から見上げる白山御前峰
山岳信仰の山、霊峰白山。4年前室堂まで登ったが雨で山頂に立てずやむなく下山 して以来ようやく今回山頂に立つことが出来た。黒ボコ岩を登り詰めると山岳風景が一 変し、広々とした弥陀ヶ原の上に白山最高峰の御前峰がなだらかな山容を現した。ま た花の百名山にふさわしく多くの花々が咲いていた。
1.山 行 日 : 平成17年8月28日(日)〜29日(月) 天候:晴れ【記録】
4年ぶりの白山登山、前回は7月13,14日に登ったが雨とガスで山頂には登らず、クロユリを見て下山。それでもミヤマキンバイなど多くの高山植物に出会えた。今回はクラブの夏山合宿に参加。今度こそ晴れますようにと祈りつつ伊勢崎を27日20:00にバスで出発。上信道〜長野道〜北陸道と高速を走り金沢西ICより一般道で別当出会にAM3:00に到着、仮眠をとった。前回はマイカーだったので市ノ瀬駐車場からシャトルバスで別当出会に入ったが、今回はバスで別当出会下の駐車場まで入れた。
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@ 別当出会休憩所 6:00 バスの駐車場から5分ほど登るとバスターミナルに出る。バスが到着するとと多くの登山者が降りてくる。ここで準備体操をして出発。砂防新道コースは吊橋から始まる。中央付近は結構ゆれました。 |
A 中飯場 :6:50 甚之助谷は土砂崩壊が進んでいるのか大規模な砂防工事が行われていた。どこも百名山の登山道は整備され歩きやすい。 |
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B 甚之助避難小屋 8:40 歩き始めて2時間40分で到着。トイレと水場があり多くの登山者が休んでいた。地元の人は皆さん日帰り登山と言って登っていきました。別山の展望も良く。ここからは登山道からの展望も開け足も軽くなる。登山道脇にはサラシナショウマやミヤマハンショウヅル、ヤマハハコや初めて見たピンクの猫じゃらしに似たカライトソウなどこの時期でも多くのの高山植物が咲いていた。 |
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C 白山延命水 南竜道分岐に出るとさらに展望が広がる。沢沿いの登山道から尾根にむかってジグザグに登と白山延命水がある。喉を潤す。白山は水の豊富な山ですね。 |
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D 黒ボコ岩 10:00 十二曲がりを登り詰めると黒ボコ岩に出る。岩の上に登ると白山が現れた。前回は雨の中何も見えずに登った記憶がよみがえった。ここで観光新道と合流する。 |
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E 弥蛇ヶ原 ここからは風景が一変した。丁度苗場山と似て平坦な草原に木道が敷かれている。なだらかな山容の御前峰が目の前に見える。 |
F 山小屋への荷揚げか? ヘリコプターが飛んできた。 |
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G ビジターセンター手前のナナカマド 室堂への最後の登り五葉坂を登ると赤い実を付けたFカマドが待っていた。もうすぐ秋ですね。 |
H 室堂ビジターセンター 10:40 ようやく室堂センターに到着。ここで軽 く昼食にした。 |
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白山神社と御前峰 | |
昼食を済ませ御前峰に登る。別山の山並みが美しい。登山道は岩がゴロゴロしているが急坂でなく意外と歩きやすい。 | |
山頂手前のジグザグな道を登り詰めると山頂に着く。 | |
I 御前峰山頂 12:10 山頂からは360°の展望だ。北アルプス方面に雲がかかっていたが僅かに望めた。また雲が無ければ日本海まで一望できるそうです。荒涼とした火口跡や剣ヶ峰、大汝峰はそれまでの光景を一変させるものでした。今回は山頂に立てた事で大満足でした。 |
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J お池めぐり 御前峰を後にお池めぐりコースで下山した。 翠ヶ池は豊富な水が今にもあふれ出すよな美しい池でした。 |
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静かなたたたずまいの千蛇ヶ池と大汝峰 |
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K 赤く染まる白山の夕焼け 18:30 夕日をみに室堂センター脇に出ると小高い丘に夕日を楽しむ登山者がいた。 霊峰白山の夕日に思わず手を合わし安全登山と素晴らしい自然に感謝し太陽が沈んでいくのを楽しんだ。 |
@ 室堂センターから望む日の出 同行者は4時30分頃から日の出を見に御前峰へ登ると言って出かけていった。 山頂からは槍ヶ岳と穂高岳とのキレットからキラリと一筋にの光と共に太陽が登ってきて感動した話していた。残った4名は室堂脇の丘から日の出を待った。遠く乗鞍岳、木曾御嶽山が朝日を受け霞んで見えました。 |
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A 別山 室堂センターを7:20分に出発、別山を見ながら弥蛇ヶ原へ下る。 |
C 観光新道で咲いていたマツムシソウ 観光新道は高山植物と展望の尾根コースで白山素晴らしさを充分楽しめました。殿ヶ池避難小屋を過ぎ禅定道分岐からは樹林帯の登山道となり別当出会いに11:50分に無事下山した。白山展望の湯に浸かり2日間の疲れを取り帰路に着いた。 |