白馬三山縦走

  前から歩いてみたいと思っていた白馬岳、杓子岳、白馬鑓ケ岳を縦走してきた。以前、白馬岳から白馬大池を経て栂池に下山した。白馬大池付近のお花畑に感動したが今回のコースにある大出原のお花畑も素晴らしい場所だった。

1.山 行 日  :   2010年7月31日(土)〜8月1日(日) 
2.白馬 三山  :   白馬岳(2,932m)・杓子岳(2,182m)・白馬鑓ケ岳(2,903m)
3.歩行 時間  :   1日目  6時間05分  2日目 8時間40分
4.同 行 者  :   山仲間7名 

5.コース     :  1日目  猿倉〜白馬岳
              2日目  白馬岳〜杓子岳〜白馬鑓ケ岳〜鑓温泉〜猿倉

ガスに煙る白馬岳

白馬岳山頂にて 13:35


  山荘から20分で白馬岳山頂に到着。多くの登山者が登ってきて交代で写真を撮っていた。山頂からはガスが湧き展望はできなかったが前回登った時は快晴で周囲の山々が良く見えたので今回は山頂に立てたことで満足である。5分程で下山し夕食まで展望レストランで生ビールで乾杯し歓談する。今日はレストランも満席だ1年で一番混雑する土曜日では仕方がない今日は1500名位が登ったようだ。それにしても白馬山荘は規模が大きく立派な山小屋である。今日は何人位が宿泊するのだろうか受付では今シーズン最高の人出だろうと言っていた。今回は混雑を予想し8人部屋の個室を予約しておいたのでゆったり寝られる。5時からの夕食を済ませ7時には爆睡した。

 頂上宿舎を後に稜線に出るとウスユキソウ、コマクサ、ハクサンコザクラ、ミヤマアケボノソウ、ミヤマダイコンソウなど様々な花が咲いてい写真を撮りながらのんびり登り白馬山荘に13:35分に着いた。宿泊の手続きを済ませ白馬岳に登る。

ウルップソウ

白馬山荘手前の稜線にて

  登り始めて6時間25分で村営白馬岳頂上宿舎に着いた。手前の雪渓に冷たく美味い水場がある。しばらく休憩し13:10分に白馬山荘に向かう。山荘への稜線上に出るとウルップソウが群生していた。


【1日目 :コースタイム】   歩行時間 : 6時間05分   所要時間 : 8時間00分   歩行距離 : 7Km 

 猿倉荘(6:20) → (7:30)白馬尻(7:40) → (8:00)雪渓取付き(8:05) → 白馬大雪渓 →

 (9:45)葱平(10:00) →(11:00)避難小屋(11:30) → (12:45)村営白馬頂上小屋(13:10) →

 (13:35)白馬山荘(13:50)  →(14:05)白馬岳(14:10) → (14:20)白馬山荘

白馬大雪渓


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山行記録

【山行記録】   1日目

  伊勢崎を30日の23:50分に出発し上信道を走り長野ICを2:00に出てオリンピック道路から国道148号の高架を直進し白馬村をさらに進み猿倉の駐車場に3:00に着いた。駐車場はすでに満車でわずかな隙間に駐車し仮眠する。夜が明ける頃に雨が降ってきたが5時頃には雨も上がり、運よく丁度1台出て行ったので駐車し直す。



猿倉荘の駐車場

猿倉荘  6:20

  車内で朝食を済ませ猿倉荘に向かうとすでに多くの登山者で賑わっていた。登山指導員に計画書を提出し6:20に登山を開始した。白馬岳までは3回目で登山コースは良く分かる。

  猿倉荘の左から登山道に入りしばらく歩くと林道にでる。左に白馬鑓温泉への登山口があり明日はここに下山する予定だ。林道をしばらく歩き林道終点から登山道に入り7:25分に白馬尻に着いた。ここも登山者で賑わっていた。以前登った時は雪渓の下は白馬尻よりかなり上だったが今年は雪が多く白馬尻まで雪渓があった。

  雪渓尻まで20分ほど登りここからアイゼンを着ける。いよいよ白馬大雪渓の登りが始まる。ガンベラに従い行列で登る。雪渓を渡る冷風と時々暖かい風が交互に吹いてきた。7月にも落石事故があったとのことで落石に注意しながら登る。その時左側の雪渓端の斜面を1mほどの岩が音もなく滑り落ちてきた登山道付近でなくホットする。

  雪渓歩きは2時間ほどで雪渓上部の葱平に9:45に到着した。足が冷えたのかふくらはぎが痛くなり歩けない。しばらく休むことにした振り返ればアリの行列のように登ってくる。さすが人気の山である。ここからはしばらくジグザグに登るが登山道脇は様々な花が咲いていてイワオウギやクルマユリなどが一面に咲いていてさすが白馬岳である。

  葱平から50分程で小雪渓に出た。前回来た時は雪渓を横断したが今回は雪渓の切れ間を誘導員の指示に従い上・下の一方通行で通過した。小雪渓からは10分で避難小屋に到着しここで軽く昼食をとり休憩にした。ここは多くの登山者が休憩していて誘導員が登山道をふさがないよう注意していた。

小雪渓  10:50

避難小屋  11:00

葱平  9:45/10:00

雪渓取り付き  8:00

白馬尻   7:25/7:40

2時間ほど雪渓歩く

シナノキンバイ

杓子岳

  避難小屋からも高山植物を楽しみながら登る。シナノキンバイ、クルマユリ、ハクサンフウロ、ミヤマダイコンソウ、ヨツバシオガマなど数え切れないほどの花が咲いている。杓子岳が姿を現す。

白馬岳頂上宿舎  12:45

白馬山荘

白馬岳(2,932m)  杓子岳(2,812m)   白馬鑓ヶ岳(2,903m)

クルマユリ