日本百名山 荒島岳 (1,523m) 

 荒島岳は福井県大野市と大野郡泉村の境界にそびえる山で標高は1523mとあまり高くはないが、奥越高原県立公園のほぼ中央にずしりと見える姿は「大野富士」と呼ばれている名山だ。山頂付近は春まだ遠く、深い残雪の中登ってきた。

1.山 行 日 :  平成16年4月17日(土)天候 : 晴れ
2.山    域 :  奥越 福井県
3.歩行 時間 :  7時間 標高差:1200m
4.同 行 者 : 伊勢崎市ハイキング協会 20名
5.走行 距離 : 伊勢崎〜登山口 520km
コースタイム】

  5:45            6:40       8:40/8:50    10:20/11:00    11:50       13:05
スキー場登山口  →  リフト上部  →  シャクナゲ平  →  荒島岳  →  シャクナゲ平  → 登山口

登山口の勝原スキー場


駐車場には立派なトイレが有る。先客は3台ほど駐車していた。駐車場の桜が丁度満開だった。朝食を取り準備体操を済ませ登山開始。これから登る山の稜線付近には残雪が見える。
スキー場の中を登る。石ころで歩きにくいゲレンデを登る。写真の奥を右に登りさらに左に登るとスキー場の最上部のリフト降場があり奥に登山道の標識がありました。
スキー場を過ぎるとブナ林の登山道になる。新緑の頃や紅葉の頃は素晴らしい道だろう登山道脇にイワウチワが群生していた。ショウジョウバカマも咲いていたが花はこれからでしょう。


シャクナゲ平から荒島岳を望む。

この手前から雪山となりアイゼン着用で登る。道標が埋まっている、まだ1,5mほどの積雪だろうか。ここから見上げる荒島岳が素晴らしい。ここから一旦鞍部に下り佐開コース分岐を過ぎると前荒島まで登り返す。
春の雪は結構締まっていて歩きやすい。夏山の登山道ならクサリや階段のある「モチが壁」もわずかな登りで尾根沿いの雪道で歩きやすい。しかし注意しないと所々根元付近の雪が空洞になっていてズボっと踏み抜いてしまう。4本歯のアイゼンでは心もとない6本歯以上が安心して歩ける。


前荒島から望む荒島岳。


雪がまだ深く、ここから荒島岳までには最後の急登があった。樹木がないので滑ったら最後。慎重にステップを切って登る。下山時は地元の人が来週が山開で準備のため登山道の整備でロープを張っていたのでこれを利用させてもらった。おかげで全員安心して下れました。


荒島岳山頂にて。


急坂を登り切ると緩やかな尾根となり荒島岳山頂に到着。広い山頂だ。1500mほどの山でありながら360°開けた山頂からの展望は素晴らしい。今日は春霞みがかかり展望は期待出来なかったが天候がよければ
白山、木曾御嶽山、能郷白山など白山連峰の絶好の展望台といわれる素晴らしい展望を期待していたのに少し残念だった。
山頂の荒島大権現の祠。以前あったという電波反射板は取り除かれていた。
登山道脇に咲いていたイワウチワ

 16日午後8時50分に伊勢崎を出発。北関東〜上信道〜北陸道と走り福井ICから国道158号で勝原スキー場に3時40分に到着した。走行距離530km、6時間50分かかりました、やはり遠いいですね少しバスの中で仮眠をとる。

 今年初めての本格的な雪山登山となったが残雪の荒島岳に登ってさすが百名山期待を裏切らない山だった。大野盆地から見上げる山容は素晴らしい古里の山なのでしょう。

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