トップページへ

山の記録へ

日本百名山    焼岳   (北峰 2,393m)

 山頂から深く切れ落ちた噴火口に紺碧の水を湛え、山頂直下に今も硫黄臭の白煙を上げている焼岳は日本アルプス唯一の活火山。大正4年6月6日の大噴火で泥流が梓川を堰き止め、一夜にして大正池を作ったことで有名な山だ。

1.山 行 日 : 平成16年9月18日(土) 天候 : 晴れ
2.山    域 : 北アルプス
3.コ  ー ス : 中ノ湯  往復
4.歩行時間  : 5時間00分 : 所要時間 6時間20分
5.同 行 者  : 伊勢崎市ハイキング協会 20名  CL:菊池さん 


【記録】
 今回の山行はハイキング協会で上高地散策と焼岳の2コース同時に行いました。4:40分に伊勢崎を出発、駒方ICより松本ICまで高速を走り沢渡に8:10分に到着した。焼岳の登山コースは上高地からがよく紹介されていますが今回の焼岳コースは沢渡の駐車場にマーカーを置き、中ノ湯温泉の裏手の登山口まで上高地散策組のマイクロバスで送ってもらった。

【コースタイム】     「山の写真へ」

  8:50       10:30/10:40   12:00/13:00  13:50/14:00    15:10
中ノ湯登山口 → 新中ノ湯分岐 → 北峰山頂 → 新中ノ湯分岐 → 中ノ湯登山口

@ 中ノ湯温泉登山口〜新中ノ湯分岐  : 1時間40分

早い時間ならここの道路わきに駐車出来るスペースがあるが、やはり満車状態で道路脇に駐車しているのも見られた。8月21日の万太郎以来、平標山と日光白根山の2度雨で中止となり久々の登山である。各々ストレッチをして画面中央の登山口より登山を開始、今日はSLとして先頭を歩く。クマザザの茂る樹林帯の道で昨日降ったのか所々ぬかるんでいた。平坦な場所と急な所を交互に繰り返しながら高度を上げる。シラビソやダケカンバの樹林のなか秋の気配を感じながら歩く。
A 新中ノ湯分岐〜山頂  : 1時間20分 

木々が次第に低木になると新中ノ湯分岐に出た。広場があり休憩に丁度よい場所だ。正面にようやく焼岳が現れた。 山頂は時々ガスで見えなくなるが稜線に登山者と噴気の立ち上る様子が見えた。新中ノ湯分岐を過ぎると森林限界となり草の斜面に岩が露出した急な道を山頂まで一気に登り詰める。ナナカマドが色付きはじめていた
B 焼岳山頂

南峰と北峰の鞍部にようやく出ると北峰山頂直下に硫黄臭の白煙を噴出している場所があり真近に望める。こんなに近くで見るのは初めてだ。活火山の異様な雰囲気が漂っている。噴火口には紺碧の水をたたえた池がガスの切れ間に現れ美しい。あいにく山頂からの展望は期待できなかったが晴れていれば360℃の展望で穂高連峰や槍ヶ岳などが一望できる山である。 山頂は思ったより広く登山者が昼食を楽しんでいた。
C 山頂〜登山口  2:10分

山頂直下で昼食を摂り下山。鞍部からの登山道は結構急だった。登る時は足元を見ながら休みながら登って来たが下りはラクラクで下れるのでかえってケガをしやすいため意識的にゆっくり歩く草紅葉とナナカマドが所々赤色に紅葉し始めていた。山はもうすぐ秋なんですね!新中ノ湯分岐まで戻り一休みし焼岳と別れを告げ樹林帯の急坂を無事下山した。登山口の駐車場はこの時間ではほとんど空いていた。結構広く20台ほど駐車できそうだった。しかし此処に駐車するには朝早く来ないと無理のようである。意外と人気のある山でした。

戻る