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谷川連峰      茂倉岳 (1,977.9m)

 茂倉岳は谷川岳〜茂倉岳〜土樽への縦走コースの山で茂倉岳のみ単独で登る登山者は少ない。今日は鳳凰三山に登る予定が天候が悪く中止となり、前から登ってみようと考えていた茂倉岳に土樽から登ってきた。天気予報では曇のち晴れの予想だったので期待して登ったが、予想に反し深いガスの中で展望は出来なかったが久しぶりにハードな山歩ができた。


茂倉岳への稜線
  1. 山 行 日 : 平成17年10月16日(日)
  2. 歩行 時間 : 6時間10分   単独
  3. 地    図 : 谷川岳 1/50,000  
  4. コースタイム                               
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 7:10      9:15/9:25      11:10/11:50     12:50        14:15  
 登山口  →  矢場ノ頭  →   茂倉岳山頂  →  矢場ノ頭  → 登山口

【山行記録】

@ 茂倉岳登山口の駐車場  7:10 

 伊勢崎から関越道湯沢ICで降り土樽駅を過ぎ蓬峠への道を右折し橋を渡り直進すると広い駐車場のある登山口に1時間30分で着いた。先客は1台のみで登山者が少ない山です。
駐車場を出るとすぐ茂倉岳への道標がある。
 登り始めるとまもなくきつい登りが始まる。白毛門もきついがこの茂倉新道も結構急登が続く。静寂の登山道ブナの紅葉はまだ早い。
 急な登りが緩やかになると赤い実を付けたナナカマド、黄色のカエデなどの紅葉が美しく疲れも取れる。
 尾根に出ると登山道をさえぎる倒木や大きな根が張り出した歩きづらい道となる。ガスで視界が悪い。
A 矢場ノ頭  9:15

 登り始めて2時間で到着。コースタイムを40分も短縮して来た。晴れていれば万太郎山が見えるのに!残念でした。ここからは快適な稜線歩きとなるはずが、相変わらずガスが深く、クマザサが雨に濡れていて、ズボンが濡れること、仕方なく雨具のズボンを着用する。登山道脇のツツジ、ヤマモミジなどの紅葉が美しい。
B 茂倉岳非難小屋

 この避難小屋は立派でした。中も綺麗で20人位泊まれるようだ。また小屋の裏に水場も有る。
C 茂倉岳山頂  11:10

 丁度4時間で山頂に立つ。4年前一ノ倉岳→茂倉岳→武能岳→蓬峠へと歩いた時はこんなにきつい山とは想像も出来なかった。茂倉岳はこの縦走コースの最高峰でもある。山頂には2名の単独行氏がいた。谷川岳から縦走して来たという。1名は谷川岳に戻り1名は土樽に下ると言い分かれた。久し振りにお湯を沸かしラーメンを作り、ノンビリコーヒーを飲む。晴れていれば雄大な谷川連峰が見られたのに残念でした。また3名の単独行氏が谷川岳から登ってきた。この山は縦走コースの山なのが良くわかる。さすがグループの登山者はいない、山好きの静かな山です。
 山頂で出会った皆さんは土樽駅に下ると言っていた。
相変わらずガスで視界が悪く時々霧雨が降ってくる。今日はピストン山行だ。来た道を戻る、登りのきつさが嘘のようで下りは楽でした。
 ガスで霞むシラビソの木々と紅葉した木々が幻想的でした。熊が出ないように祈り、鈴を鳴らしながら下った。
D 登山口  14:15

 ようやく登山口に到着。先の人は土樽駅まで歩いて下って行った。ここから土樽駅までは20分ほどです。ススキも枯れ始め秋も深まった感じでした。昨年万太郎山に登ったが、茂倉岳も結構キツイ山たが、谷川連峰の静かな山歩きが楽しめる素晴らしい山でした。今度は天候の良い時に谷川岳から縦走してみよう。

 上越線の土樽駅から土合駅に戻る電車は本数が少なく下山時刻に注意が必要です。休日午後は12:15、15:22,18:11分の3本のみで、以前蓬峠から下った時は土樽駅に14:10分に着いたので18:11で帰ろうとしたら電車が遅れ結局土合駅に戻れたのが19:00になってしまった苦い経験をしました。