尾瀬 至仏山・笠ケ岳

快晴の天気予報に誘われて尾瀬の至仏山と笠ケ岳を歩いてきました。紅葉には少し早かったが山頂からの360°の展望に大満足。百名山の至仏山は多くの登山者で賑わっていたがやはり素晴らしい山だった。

1.山 行 日 : 平成13年9月24日(月) 天候:晴れ
2.山    域 : 尾瀬
3.山    名 : 至仏山 (2,228m) 笠ケ岳 (2,057.5m)
4.歩行 時間 : 6時間20分   所要時間 : 8時間10分

【コースタイム】

7:00/7:10   8:10         8:40   9:20/9:55 
鳩待峠  → オヤマ沢田代 → 小至仏山 → 至仏山 → 
10:20/10:30  10:40/11:00   11:05     11:40
小至仏山  →  展望台  →  笠ケ岳分岐 → 小笠  →
12:10/12:55  13:10/13:15  13:20   13:40 
笠ケ岳   →  片藤沼   →  分岐  → 小笠  →
14:30          15:20
オヤマ沢田代 →  鳩待峠

至仏山より尾瀬ケ原と燧ケ岳を望む

【記録】

  3連休の最後の日天候は晴れに誘われ尾瀬の至仏山から笠ケ岳を歩いてきました。自宅を5時に出発、尾瀬戸倉の駐車場に6時30分に到着した。駐車場はまだすいていた。身支度をして片道900円のタクシーに相乗りし鳩待峠に向かう。登山カードを提出し歩き始める、雲一つない快晴だ。紅葉には少し早いが青空が気持ち良い。草紅葉のオヤマ沢田代を抜けると展望が開け尾瀬ケ原や燧ケ岳が見えてきた。

  ここからは至仏山特有の蛇門岩の滑りやすい岩が露出した登山道になる。注意しないと転びそうになる、森林限界を過ぎると小至仏山に出て一気に展望が開け遠くに雪を冠った富士山も見える。ここから一旦下り登り返すとハイマツの岩稜帯の快適な登山道になった。小至仏山から40分で至仏山に到着した。山頂は大勢の登山者で賑わっていた、やはり百名山は登山者に人気がある。写真も順番待ちで撮る、山頂からの展望は360°の大パノラマが待っていた。谷川岳、朝日岳、巻機山、平ケ岳、眼下に草紅葉の尾瀬ケ原と正面に燧ケ岳、合津駒ケ岳、奥白根山、皇海山、赤城山、上州武尊山浅間山・・・・・素晴らしい山岳展望だ。 休む場所を確保してコーヒーを飲みながら山座同定を楽しむ。続々と登ってくる登山者で山頂は溢れてきたので次の目的地笠ケ岳を目指し下山した。

展望台で休んでいると尾瀬のボランテアに登録していて年に数回ゴミ拾いに尾瀬を歩くという埼玉からきた人と尾瀬について話がはずんだ。尾瀬にはボランテア登録している人が700名ほどいて尾瀬の自然を守っていると話していた。”感心してしまう”

 オヤマ沢田代で別れ笠ケ岳を目指す。ここからは登山者が極端に少なくなった。稜線に出ると三角錐の美しい山容の笠ケ岳と上州武尊山が展望できる。山頂直下のガレ場の急登もわずかで山頂に立てた。山頂には2組の先客がいて至仏山を登ってから笠ケ岳に来たと話、ここは静かで展望も良く登ってきて良かったと話していた。 同感でした!

山頂からは眼下に奈良俣ダムとその先に谷川岳や正面に武尊山が真近に望める。今までは武尊山や谷川岳など周囲の山々から見ていた至仏山と笠ケ岳に立てたことに大満足。誰もいなくなった山頂でノンビリ昼食にした。下山し湯の小屋方面への登山道を5分ほど下った所にある片藤沼に写真を撮りに立ち寄る。ここから見る尾瀬も素晴らしかった。帰りは順調に歩き2時間ほどで鳩待峠に到着した。

 至仏山・笠ケ岳の2山を登るのは結構きつかったが、念願がかない素晴らしい展望にも恵まれ今回も山の魅力を体感することができ大満足の山行だった。

平ケ岳展望

登山道より笠ケ岳展望

奈良俣ダムと左上が谷川岳

片藤沼から至仏山遠望

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