桐生       鳴神山   (980m)

  鳴神山は桐生市の北部の梅田町と川内町を分ける鳴神山脈の主峰で、その昔、雷神上人が住んでいたというのが山名の由来と伝えられている。山頂周辺には豊かな自然環境が残されていてこの時期には山頂に咲くアカヤシオが有名である。また鳴神神山系だけに生息する「カッコソウ」が希少野生植物種に指定され保護されている。

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山行記録

1.山 行 日 :  平成24年4月29日(日)  晴
2.山    域 :  桐生市
3.歩行 時間 :  3時間00分    所要時間  3時間55分
4.同 行 者 : ハイキング協会26名 

【コースタイム】   
  
駒形登山口(8:35)  →  (9:25)中間点(9:30)  →  (10:00)肩の広場(10:10)  →  (10:15)鳴神山(10:25)  →    

(10:30)仁田山岳  →  (10:50)裏の肩(椚田峠)(11:30)  →  (11:50)赤柴登山口  →  (12:30)駒形登山口


【山行記録】

  鳴神山には梅田町の木品登山口から4回登ったが、今回はまだ登っ事が無い川内町の駒形登山口からハイキング協会の例会山行のリーダーとして周回コースで登ってきた。伊勢崎を7時20分に出発し大間々から川内町に入り1時間で登山口に到着した。本来の登山口手前の広土橋の改修工事で手前に工事用のゲートがあり駐車は路肩に駐車するのみである。特にアカヤシオの咲くこの時期は人気があり多くの登山者が訪れ満車状態となる。何とか空きスペースを見つけ駐車する事が出来た。

駒形登山口

新緑の登山道

本来の登山口?

沢沿いを登る

中間点

咲き残ったカタクリ

  ゲートの脇から登り始め工事中の広土橋の現場を過ぎると簡易トイレがあった。5分ほど新緑の林道を登ると「鳴神山自然探勝路」の案内板があり広い駐車スペースがあるので以前はここまで車で来られたのだろうか?ここからはスギ林の登山道となる。

沢沿いに咲くニリンソウ

 やがて沢の中を登るが岩にペンキの矢印もあり登りやすい登山道だ。所々水が流れている場所もある。沢の脇にニリンソウが咲いていた。沢筋から杉の植林地となり緩やかな登山道となり杉林を抜けると中間点の標識のある場所に着いた。

  新緑から芽吹きの始まったばかりのクヌギやコナラの自然林となるとカタクリも咲いていた。登山道の両側に大きな岩が現れれジグザグの登山道を登り詰めると木品登山口と合流する肩の広場に出た。肩の広場から鳥居をくぐり仁田山岳分岐から岩場を登ると鳴神山山頂に着いた。

肩の広場

山頂にて

山頂に咲くアカヤシオ

仁田山岳に咲くアカヤシオ

 山頂の木々はまだ芽吹き前だが期待通りアカヤシオは満開で見事に咲いていた。山頂からの展望は北側に男体山、袈裟丸山と皇海山から残雪の 日光白根山や上州武尊山、谷川岳が一望できた。南側は霞んでいてスカイツリーを見る事が出来なかった。

袈裟丸山と右に皇海山を望む

上州武尊山

男体山

 あまり広くない山頂は我々で満員状態となり次々登山者が登ってくる。写真を撮り10分ほど展望を楽しみ下山した。仁田山岳もアカヤシオが咲いていて多くの登山者がアカヤシオに下で休憩していた。西側が開けた展望台があり赤城山が良く見える。仁田山岳から裏の肩へは急斜面を下る。山腹には多くのアカヤシオが咲いていた。

山腹に咲くアカヤシオ

赤柴登山口

林道を下る

 仁田山岳からはアカヤシオ以外まだ芽吹き前で尾根沿いの登山道を下るとコツナギ橋から登ってきた登山者に出会う。裏の肩(椚田峠)に山頂から20分に着いた。ここから右に下ればコツナギ橋から木品登山口へ、直進すれば座間峠への分岐となっている。ここで40分ほど昼食タイムにした。赤柴登山口へはここを左に下る。このコースは緩やかで沢沿いに下るこのコースで歩く登山者は少ないようだが登山道は整備され迷うことはない。杉林になりまもなくすると裏の肩から20分で赤柴登山口に出た。ここからは林道歩きとなるが林道整備の工事中ため杉が伐採され林道脇に積まれていた。さらに下ると赤柴林道に出て左に曲がるとまもなく駒形登山口に着いた

赤柴林道合流点


登山口で環境保護員より「カッコソウ」が国内希少野生植物種に指定され「採取や譲渡が禁止」されたと話し登山者にパンフレットを配布していた。

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NO9

。初めて歩いた赤柴ルートだったが急な下りもなく所要時間4時間ほどで変化に富んだコースを気軽に歩ける古里の山だった。登山口に戻ると満車だった車がほとんどなくなっていた。