志賀高原     岩菅山 (2,295m)

  志賀高原の最奥にある岩菅山は1等三角点を持つ山で、山頂からは志賀高原の山々や北アルプスなどの展望が素晴らしく山頂直下には高山植物が咲く花の山としても有名な山です。また、岩菅山は長野オリンピックの時、アルペン会場として開発の計画があり自然保護団体の働きで開発が中止された山でも有名で、山や自然を愛する人々により後世に豊かな自然を残す活動が大切なことを教えてくれた山でもあります。
  登山コースとしては一ノ瀬をベースに東館山〜寺子屋山に登り岩菅山への稜線歩きを楽しむのが一般的ですが今回は聖平上登山口から登って来ました。

1.山 行 日  : 平成18年6月18日(日) 天候 : 雨〜曇り
2.歩行時間  : 4時間25分
3.地   図  : 山と高原地図 (17) 志賀高原・草津
4.同 行 者  : 13名
5.コースタイム 
 
     8:40        9:15/9:20  10:40/10:50     11:25
  聖平上登山口  →  アライタ沢  →  ノッキリ  →  岩菅山頂
     14:20       13:45/13:40    12:40        12:20 

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■ 山の記録


【記録】

  岩菅山は以前2回登っていますが、今回は所属クラブの例会山行として登って来ました。天候を心配しながら5時に伊勢崎を出発。草津白根を越え志賀高原に入ると雨が降ってきた。登山口には2時間40分で到着した。

@ 聖平上登山口

  登山口は標高1,600mほどあり山頂までの標高差は700mほどである。道路脇に駐車し今日の天候は徐々に回復する予報を信じ雨具を着用して登り始める。地元の小学生15名ほどが先生と登って行った。登山口から10分ほど階段を登ると小三郎小屋跡にでる。右に進めば一ノ瀬に行くが山頂へは左に進む。ここからは上条用水路沿いの平坦な登山道になる。用水路わきにニリンソウやヤマツツジが咲いていた。
A アライタ沢
 
  上条用水路は山里の田んぼを潤す灌漑用の用水で先人の知恵で作られたそうで丁度地元に人が見回りに来ていました。アライタ沢までは平坦な歩きで足慣らしに丁度良い。アライタ沢は用水路の取水口になっていて、雪解水が豪快に流れていた。
B ノッキリ〜山頂

  ノッキリは東館山からのコースと合流する。ここからは視界が開け岩菅山を目指す登りとなる。正面に見ながら登る。
  まずは緩やかな登りだが次第にきつくなり岩が露出したガレた登山道となる。階段を登れば山頂はすぐだ。
 登山道の斜面にハクサンイチゲやイワカガミが咲いていた。
C 岩菅山頂
 
  山頂は広く平坦でゆっくり休むことが出来た 。山頂に着く頃には雨も上がりガスの切れ間から残雪と新緑の山々が姿を現した。晴れていれば遠く北アルプスや北に焼額山、東に白砂山と展望出来る山です。ここに来るといつも裏岩菅山まで歩いてみたくなるが今日はクラブ山行、次回また登る楽しみに残しておくのも良いのかな。山頂でヤマザクラが咲いていた。
  下山する頃には晴れてきて、岩菅山のなだらかな山容が望め,、スキー場で有名な焼額山も望めた。焼額山は山頂付近に地塘があり花の山でもあり一度は登ってみたい山です。

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