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山行記録

恵那山  (2,191m)

  日本百名山の恵那山にクラブの例会山行に参加し登ってきた。
恵那山は天照大神の胞衣「えな」(胎盤)を山頂に埋めたからだと言い伝えられている歴史のある信仰の山でもある。しかし山頂からの展望はなく百名山でなければ地元の人以外あまり登られない山だろう。

1.山 行 日 : 2001年9月11日(土)
2.山    域 : 中央アルプス
3.登 山 口 : 広河原登山口
4.歩行 時間 : 5時間
5.同 行 者 : 伊勢崎市ハイキング協会 例会山行 24名 


【山行記録】

  伊勢崎をマイクロバスで4時に出発し中央高速の飯田山本ICで下車し長野県阿智村の広河原登山口に向かう、このルートは初心者向けとして最短で山頂に立てるので最近は多くに登山者が利用している。現在は林道が崩落で通行止めとなっていて2km手前に登山者用駐車場があり8時25分に着いた。この林道は良く通行止めになると言われているので登る前に役場に確認すると良いでしょう。

 準備をし2班に分かれ8時40分に登山開始するゲートを抜け舗装された林道を20分ほど歩くと広河原の登山口に着いた。ここから左側に下り本谷川に架かる木の橋を渡るここは増水時には注意が必要だという。橋を渡るとジグザグの急な登りとなった岩がゴロゴロとしたり木の根が張りだし歩きにくい登山道を息を切らしながら登る。

広河原登山口 9:20

本谷川を渡る

 登山道が荒れないように木の階段で整備されたカラマツの樹林帯を登って行くと1500m辺りから勾配も緩くなり1716mのピークに出る。ここからはササ原の尾根道となり南アルプスの山並みが見えてきた。固定ロープが張られた岩混じりの登山道を登ると岐阜と長野の県境分岐の表示がある。小ピークを越え30分ほど登ると林に囲まれた三角点のある恵那山頂広場に着いたここには展望ヤグラがあり恵那山神社の奥宮本社がある。

 ここで皆さんは昼食にしたが少し先に避難小屋があり展望のよい岩場があるといい避難小屋まで行きここで昼食にした。避難小屋の裏に岩場があり登ると南アルプスの仙丈ヶ岳、北岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、荒川三山そして富士山も一望できた。

  昼食後恵那山の最高点はこの先にあると言われ行ってみると登山道脇に神社があり此処のようだったが標識がなく良く分からなかった。恵那山山頂広場に13時50分に戻り往路を下山し登山口の駐車場に16時には全員無事着いた。恵那山は群馬から高速を使っても4時間もかかる山で中央高速から見ると大きな山だが登ってみるとその大きさを余り感じることもなく山頂は平坦での展望はない山だが登山道から見る南アルプスや中央アルプスの山並みが望め快適な稜線歩きもでき満足のいく山行となった。


【コースタイム】   歩行時間 : 7時間00分   所要時間 : 7時間50分   (歩行時間は参考です)

 8:25/8:40         9:10          10:50        12:30        12:40/13:30
登山口駐車場  →  広河原登山口   →  1716地点  →  恵那山山頂   →   避難小屋   →

13:35          13:50           15:00           16:00           16:30
最高点   →   恵那山山頂    →   1716m地点   →   広河原登山口   →   駐車場

避難小屋裏の岩場

恵那山山頂  12:30

避難小屋


南アルプスの山並み

尾根道を登る

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