北アルプス 朝日岳 (2,418m)
【山行記録】
今日は朝日岳までの長丁場を歩くので白馬大池山荘をAM3:40分にヘッドランプを点け薄暗いなか出発した。 この時間に出発する登山者が結構いました。
小蓮華山から見る白馬岳
5:30 小蓮華山頂
小蓮華山
稜線に出る夜も明けてきて白馬大池が見える。5:00頃に雲海のなかから太陽が昇り日の出となった美しい朝だ。白馬岳も朝日を受け焼けてきた。雲海に浮かぶ飯綱山や高妻山・雨飾山などが見渡せる。
【2日目 コースタイム】 歩行時間 : 9時間10分 所要時間 : 10時間50分
白馬大池山荘(3:40) → (5:30)小蓮華山(6:00) → (6:40)三国境(6:45) →
(8:20)雪倉岳避難小屋(8:30) → (9:15)雪倉岳(9:40) → (12:05)水平道分岐 →
(13:50)朝日岳(14:00) →(14:30)朝日小屋
朝日岳を目指す
12:05 水平道分岐
マツムシソウ
小桜ヶ原を過ぎ鞍部に下ると朝日小屋への水平道と朝日岳への分岐に着いた。ここから水平道で朝日小屋へ向かう予定だったが残雪があり踏み抜けの危険があり通行禁止となっていた。仕方なく朝日岳経由で目指すことになった。朝日岳に登ると水平道より30分ほど余計にかかる、疲れた足で最後の登りとなった。登山道にニッコウキスゲが咲いていた、少し登りは写真を撮りながら休むを繰り返す結構きつい登りもあり分岐から1時間45分で朝日岳山頂に着いた。山頂はなだらかで結構広く多くの登山者がいた。山頂からは30分で今日の宿朝日小屋にようやく着いた。部屋は8名部屋を我々だけで使用できた。夕食前におかみさんが朝日小屋はメインルートから外れているので、ここに来る登山者はありがたい、朝日岳の素晴らしさを充分楽しんで下さいと話していた。白馬大池山荘からゆっくり歩いてきたので10時間50分もかかったが様々な高山植物や美しい山並みを楽しみながら大満足の1日だった。
日の出
白馬岳
白馬大池
三国境に着くと白馬岳から多くの登山者が下ってきた。三国境からは今回のメインルートである雪倉岳から朝日岳を目指す。三国境から下ると登山道脇に多くのコマクサが咲いていた。平坦な登山道になり振り返れば白馬岳〜三国境〜小蓮華山への山並みは北アルプスの美しい姿を見せてくれる。登山道にはマツムシソウなど様々な高山植物が咲いていた。
6:40 三国境
三国境を振り返る
ライチョウ
8:20 雪倉岳避難小屋
鉢ヶ岳を巻く登山道
鉢ヶ岳を過ぎると雪倉岳避難小屋がある。ここから雪倉岳への登りとなる。山頂手前でライチョウの親子の出合え、ラッキーだった。
鉢ヶ岳から雪倉岳の山並み
山国境からは白馬岳の山並み
11:40 小桜ヶ原
13:50 朝日岳山頂にて
14:30 朝日小屋
雪倉岳
9:15 雪倉岳山頂にて
朝日岳
劔岳
雪倉岳から朝日小屋を目指す。雪倉岳を下ると緑が多くなり高山植物の花々が多くなってきた。稜線越えに劔岳が姿をみせる。木道のある小桜ヶ原にはミズバショウやリュウキンカが咲いていた。
避難小屋から45分で雪倉岳山頂に着いた。雪倉岳は日本二百名山だがここまで来るのは大変ですね。ここからようやく朝日岳が見えてきた。
鉢ヶ岳への登山道
鉢ヶ岳までは平坦な登山道を歩く、白馬岳から小蓮華山の山並みは北アルプスの美くしさだ。鉢ヶ岳は東側の山腹を巻き雪渓を通過する。
小蓮華山への稜線歩きは快適で、雲海に八ヶ岳や富士山も見る事が出来た。白馬大池から小蓮華山に1時間30分で到着した、以前登った時は山頂に立てたが今回は山頂の長野県側が崩落したとのことで山頂は立ち入り禁止のロープがあり登山道脇に道標があった。白馬岳は大雪渓側から見るのと異なり小蓮華山からは岩肌が鋭く切れ落ち荒々しい山容を見せ美しい山だ。