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山行記録

湯ノ丸山  (2,101m) ・烏帽子岳 (2,065.6m)

  湯ノ丸山は群馬・長野県境にあり冬はスキー、6月下旬には一面レンゲツツジが咲き多くの登山者や観光客で賑わう。鹿沢温泉の紅葉館には南極越冬隊長であった西堀栄三郎氏が雪山合宿に訪れた時に作られたという雪山賛歌の碑がある。湯ノ丸山は山に登り始めてから3回登ったが、今回はスノーシューで雪の湯ノ丸を楽しんできた。

1.山 行 日 : 2009年3月3日(土)
2.歩行 時間 :  5時間30分

【コースタイム】
  8:05      8:15      9:05       10:05/10:20    10:30   10:3510:40
 地蔵峠 → キャンプ場 → ツツジ平 → 湯ノ丸山頂(南峰) → 北峰  →  南峰
  11:10/11:15  12:1013:10   13:45     14:25      14:50
 烏帽子岳鞍部 → 烏帽子岳  → 鞍部 → つつじ平分岐 → 地蔵峠 

つつじ平から見る湯ノ丸山


【記録】

@ 地蔵峠駐車場 8:05

 伊勢崎を6:00に出発。上信道・東部湯の丸ICから18号線を小諸方面に走り湯ノ丸高原への交差点を左折すると地蔵峠まで一本道である。
今年は雪が少なく途中の道路には雪が全然無く駐車場に到着した。湯ノ丸スキー場のスキー客は意外と少ないようでした。今年はどこのスキー場も雪が少なく大変でしょうね。
  駐車場を後にキャンプ場への林道を歩く。10分ほどでキャンプ場に着いた。つつじ平への中分岐はこの先20分ほど先にあるが今日は天候も良く快晴で方向を間違うこともないので、スノーシューでのトレッキングを楽しむため右のカラマツ林からつつじ平を目指した。春山のような雪の表面が締まっていてスノーシューが沈まない。トレースを付けながら快適に歩けた。
A つつじ平  9:05

 カラマツ林の中を1時間ほど登るとスキー場からのルートに出た。あずま家を過ぎると釣鐘のあるつつじ平に着いた。正面に丸い頂の湯ノ丸が見える。
 つつじ平からは急斜面の登りとなる。スノーシューで登るのは今年初めてだ。雪が締まっていて快適に登れる。登山靴だけならつぼ足となる所でも問題ない。登りはつま先を立て爪が滑り止めとなるので不安なく登れた。
B 湯ノ丸山頂   10:05

  登り始めて2時間で山頂に到着。山頂にはほとんど雪は無い。例年でも山頂は風が強く雪が少ない場所である。今日は天候に恵まれ360°の展望でした。
小休止し北峰まで往復した。
 南峰に戻りこのまま下山するのはもったいない。烏帽子岳の稜線上に登山者が見え、時間も早いので烏帽子岳に登ることにした。
 山頂からは噴煙を上げる浅間山と手前に西篭ノ登山が見え眼下に湯ノ丸スキー場が見えた。
C 鞍部  11:10

 湯ノ丸山からの下りは結構急でスノーシューでの下りは歩きづらい。それでもトレースの無い場所を楽しみながら下った。
 烏帽子岳への夏道は正面のピークより左側の稜線に登り上げるが雪山では正面のピークの右側に登るようでトレースが見える。下山してくる登山者が見え、一人は山スキーで滑っていました。
稜線手前の登山道にて展望を楽しむ。
D 烏帽子岳  12:10
  
 稜線に出ると烏帽子岳は目の前でした。ザックとスノーシューを置き山頂を目指した。山頂には誰もいない。
  山頂からは北アルプスの白馬岳、鹿島槍ヶ岳や昨年登った五竜岳が白銀に輝いて展望出来た。冬山だから見られる光景ですね。ザックを置いた場所まで戻り昼食にした。ご馳走に舌つづみしながら山談義に時を忘れる。
 下山は童心に返り尻セードを楽しみながら下る。登るときは辛かったのに雪山の下りはあっという間に下だることが出来るので楽しい。鞍部に戻りキャンプ場を目指す。途中の南斜面では雪が解け登山道が現れぬかるんでいた。3月というのにクマザサが見えるほど雪が少なかった。
  今年は暖冬で雪が少ないと言われていたが、本来豪雪の湯ノ丸でも雪が少なかった。
雪山初心者でも天候さえ良ければ安心して雪山が楽しめる。四季を通じ様々な姿を見せる自然に感謝し山歩きを楽しみましょう。