谷川岳

20才の頃登った山。前から登りたいと思っていた谷川岳に登ってきました。

1.山行日   : 平成11年9月19日(日) 天候 雨〜晴れ
2.山  域    : 谷川連峰
3.コース     : 巌剛新道 〜 山頂 〜 天神平  
4.歩行時間  : 6時間
5.同行者    : 単独

1,963m(オキノ耳)・1,977m(トマノ耳)

【コースタイム】
7:00         7:20       9:20         10:50      11:00      11:10/11:15     11:25/12:25
土合駐車場 → 登山口 → ガレ沢のコル → ザンゲ岩  → 肩の小屋  → トマの耳   →  オキの耳 →
  
12:45        12:50        13:40           14:00           14:15/14:25 
トマの耳  →  肩の小屋  → 熊穴沢避難小屋 → 天神尾根分岐  →  天神平ロープウエー山頂駅  → 

14:35      14:50
山麓駅  → 駐車場     
          
 

オキの耳からトマの耳を望む

【記録】

 谷川岳は20才の頃、先輩から誘われ始めて登った山。その時は巌剛新道から登りクタクタになり登った、そしてマチガ沢の断崖絶壁と新潟県側のなだらかなササの光景に感動した記憶が残っていました。以来30年の歳月を経て今回その時と同じコースを歩いてきました。

 天候は曇りのち晴れの予想、駐車場に6:30分に到着、指導センターに登山届を提出し車道をマチガ沢出会いまで歩く。あいにく小雨が降ってきた、登山口には10人ほどの登山者が準備していた。登山口より沢沿いの岩が露出した登山道を急登する、沢の水量はかなり多いい。第1展望台で一休み、あいにくマチガ沢はガスでよく見えないが眼下に沢を流れる滝が見えた。ここからは岩場が多くなる、クサリとハシゴが取り付けてあり雨で濡れた岩場を慎重に登る。登山道脇にトリカブトの花が咲いていた。

 雨と雨具でビショビショだ、右にトラバースして進むと西黒尾根コースと合流するラクダのコルに出た。ここからは西黒尾根上半分の登りだ、晴れていればマチガ沢東尾根のシンセン岩峰群が見えるはずだが今日は何も見えないしばらく登ると尾根が広くなり傾斜がきつくなると岩場とガレ場の連続となり息が切れるし、雨で濡れた岩が滑りやすい。一歩一歩足元を確認しながら登る。登り切るとまた尾根状になり傾斜も緩くなり「氷河の跡」という一枚岩に出た、ツルツル滑るので脇を慎重に登る。ザンゲ岩を過ぎると天神尾根への分岐となり肩の小屋の着いた、山頂はもうすぐそこだ。

 雨もやみ晴れてきた、丁度雲の上に出た感じだ。肩の小屋からトマの耳山頂までは5分ほど、稜線を境にガスが湧きあがっている下界は雲の中だ。山頂は登山者で賑わっていた。写真を摂りオキの耳を目指す、稜線歩きは気持ちが良い夏なら高山植物の花が咲き誇る場所だ。新潟県側はササの草原、群馬県側は断崖絶壁だった昔の記憶が甦る素晴らしい光景だ。15分程でオキの耳に到着、丁度ガスが晴れ雲海の上に富士山が姿をあらわし感動の瞬間だった。平標山への稜線、白毛門、笠ヶ岳、朝日岳、武尊山、赤城山が雲海の上に展望できた。雨の中登ってきて本当によかった、きつい登りだったが感動も叉人一倍だ。谷川岳は素晴らしい山だ。30年前の記憶が甦る、そのときは7月の登山開きの日で山頂には残雪があった。

 下山は天神尾根コース。肩の広場よりガレ場が続くが気持ち良い展望。さすがに足が疲れてきて膝が笑出だす。熊穴沢避難小屋を過ぎると木道歩き、天神尾根分岐を過ぎロープウエー山頂駅が見えてきたら今日の山行も終わりだ。ロープウエーを利用して10分で土合口に着いた。

 登り始めは雨の中、ひたすら山頂を目指し登った達成感と肩の広場に出ると雲の上となり素晴らしい雲海と湧き上がるガス。気楽なマイペース登山で山歩きの楽しさを充分に堪能できた1日だった。 

巌剛新道登山口

万太郎山への稜線

稜線に湧くガス

山頂にて

戻る