朝赤城を見たら鍋割山が白くなっていた。雪山訓練に丁度よいと鍋割山に出かけてきました。箕輪の駐車場に着くと5台ほど駐車していた、思ったより風が強く吹いている。アイゼンを着けて登山道に入ると雪が結構あり楽しくなる。20〜30cm程度の積雪。夏道と同じで迷うことはない。岩だらけの登山道も雪に埋もれ歩きやすい。
荒山高原に出ると荒山の木々が風でゴオーゴオーと鳴っていて風が吹き抜ける。鍋割山の登りは雪が少ないが、尾根道に出るとさすが赤城山、所々にセッピもあり登山道は雪が飛ばされ少なく快適に歩ける。しかし吹き溜まりは膝まで埋まる雪がある。時々雲が流れ雪が舞う、身近な山で手軽に雪山の楽しさが味わえる。小ピークを越え鍋割山直下まで来るとセッピがあり亀裂が入っていて危険だ。踏み跡もない林の中に回り込みラッセルしながら進む。
山頂はまだ先、一人でラッセルを続けるのも疲れるし無理することはない。引き返すことにする。下山を始めると次々と登山者が登って来た、一緒だったら交代でラッセル出来たのに残念。途中で風を避け食事にした温かいコーヒーが美味い。食事をしていると老夫婦が登ってきて雪山は楽しいですねと笑いながら話していった、元気な人です。
荒山高原まで戻ると10人ほどの登山者が休んでいた、休まず一気に下山30分ほどで駐車場に戻れた。朝起きて赤城山を見てから出かけて午前中に雪山の楽しさを味わえる身近な山に感謝しながら帰路に着いた。
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