山行記録

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帰りは雲取フュッテ跡に立ち寄った。男坂を進むと広場があり白岩山や三峰神社が展望できた。雲取フュッテは大分前に小屋を締めたようで荒れ果てていた。今年は雲取奥多摩小屋も平成31年3月で閉鎖しました。雲取山の営業小屋は雲取山荘と七ツ石小屋のみですね。

日本百名山         雲取山     (2017m)

地蔵峠のお地蔵さん

 霧藻ケ峰で昼食を済ませ下山する。ここからは緩やかな下りで歩きやすい。地蔵峠のお地蔵様に無事を報告して下る。炭焼平には案内板がありベンチもある。ここは白炭を焼いた白炭臺の跡と書いてある。

炭焼跡の案内板


  朝6:00に伊勢崎を出発し国道140号線を走り三峰神社の駐車場に8:10分に着いた。駐車料金は500円です。
準備をして8:45分に三峰神社登山口より登山を開始。

雲取山は東京都の最高峰で標高が2000mを超え、山頂からは360°の大パノラマで天候が良ければ富士山の展望が良い。奥深い雲取山は日帰り登山は難しく山小屋泊りとなる。今回は三峰神社から往復で登ってきた

 山荘からの登山道は雪山状態となっていて所々凍結していた。30分で雲取山山頂に着いた。雲取山は平成16年7月に三条の湯から日帰りで登って以来です。山頂からはあいにく富士山は見えなかったが奥秩父の山々が一望できた。

  帰りもシカの群れに出会った。こんなに多くシカがいるから樹林がシカ害に会い枯れてしまうのがよくわかる。立ち枯れた木はそのままにしておくと森が育たないため、時々環境省で倒木する木をマーキングし業者に依頼し処理しているという。

男坂から見る白岩山の山並み

【コースタイム】    標高 三峰神社:1100m 雲取山荘:1891m

1日目         所要時間:6時間40分  歩行時間:6時間00分    休憩 : 40分

       三峰神社登山口(8:45)→(9:45)炭焼平→(10:20)地蔵峠→(10:30)霧藻ケ峰(10:35)→
       (10:50)お清平→(11:50)前白岩山の肩→(12:20)前白岩山)→(12:40)白岩小屋(13:10)→
       (13:50)白岩山→(14:00)芋の木ドッケ→(14:50)大ダワ→(15:20)雲取山荘

  霧藻ケ峰は岩場の山頂で、今は営業していないが霧藻ケ峰休憩所がある。西北に展望が開け和名倉山が見え、両神山と浅間山が一望できた。小休止して15分ほど下るとお清平がある。

地蔵峠

三峰神社登山口

前白岩山の肩

シカの群れに合う

  山頂で15分ほど展望を楽しみ下山した。山荘手前に明治42年5月に始めて雲取山に登った田部井重治のレリーフがある。明治時代に登るのは大変なことだったでしょう。山荘前で記念写真を取り下山を開始した。

眼下に三峰神社が見える

  2日目は雲取山荘から雲取山に登り三峰神社に下る。天候を心配したが晴れた天気となった。同宿した2名は鴨沢に下山するといい先に登っていった。朝食を済ませ6:25に出発。

ぐんまちゃんも記念撮影

雲取山荘にて

田部井重治のレリーフ

雲取山 山頂にて

残雪の登山道

 前回登った時にはなかった立派な道標が出来ていた。
そして2017年に記念登山を行った時建てられた木製の道標は「日本百名山雲取山」と書き直されていた。

立派な山頂の碑

  大ダワから尾根道となり少し登ると雲取フュッテ跡がある。まもなく雲取山荘についた。15時を過ぎていたので今日雲取山に登る予定だったが山荘の人が登山道が凍結しているとのことで明日登ることにして部屋に入ると練炭こたつがあり夕食までのんびり山談義で過ごした。今日の宿泊者は我々7名の他2名だった。

  白岩小屋跡からシラビソの林を歩き40分で白岩山で着いた。このあたりも樹林の中だ。登山道の所々に残雪がありアイゼンを着けたまま歩く。白岩山を10分ほど下ると芋ノ木ドッケの標識がある。芋ノ木ドッケとはこのあたりで言うコシアブラのことのようです。芋ノ木ドッケから西面の巻道となる

荒れ果てた白岩小屋跡にはベンチがありここで昼食にした。ここまで4時間ほどで登ってきた。

 お清平からこのコースで急勾配な登りとなり木の階段がある。北斜面の雪が凍結した場所があり安全のためアイゼンを装着して登る。急坂を60分ほど登ると前白岩の肩に出た。ここからは緩やかな稜線のアップダウンとなり、前白岩山の道標は登山道の奥にある、前白岩山を後に緩やかに下ると白岩小屋跡に着いた。

大ダワ

日本鹿に出会う

  白岩山周辺はシカに出会えるとガイドブックに書いてあったが、5頭ほどのシカの群れに出会った。この辺りの木々はシカ害の痕が多く見ることができた。稜線に出ると大ダワでベンチがある。

白岩山

芋ノ木ドッケ

  妙法ヶ岳への分岐を左に見て右に直進する。炭焼窯の跡がある炭焼平を過ぎ緩やかに登っていくと地蔵峠に着いた。大日向への分岐でお地蔵さまが鎮座している。ここから10分ほど登ると霧藻ケ峰に出る。霧藻ケ峰手前の岩場を抜けると秩父宮記念碑のレリーフがある。ここに登った時に霧藻ケ峰と命名したとのこと。

霧藻ケ峰 (1532m)

秩父宮殿下のレリーフ

唯一のクサリ場

お清平

白岩小屋跡

前白岩山の肩


1.山 行 日  :  2019年4月18日(木)・19日(金)  天候:晴 
2.山    域  :  奥秩父 
3.歩行 時間  :  1日目:6時間00分   2日目:5時間45分  
4.歩行 距離  :  片道  10.7km  往復  21.4km
4.同 行 者  :  7名

  三峯神社の登山口に13:20分に下山した。今年になり一番長い距離を登ったが、無事に歩くことができた。下山後に三峯神社に参拝して安全登山を祈り参拝した。パワーを求め、以前1日に配布した「白」い「氣守」を求めて観光客で大混雑になり現在は休止したようである。帰路に「大滝の湯」で体を癒し雲取山登山は終了した。

三峯神社登山口

妙法ヶ岳への分岐

2日目       所要時間 : 6時間55分    歩行時間 : 5時間45分     休憩 : 70分
 
       (6:25)雲取山荘 → (6:55)雲取山(7:10) → (7:35)雲取山荘(7:45) → (7:55)雲取フュッテ跡 →
       (8:10)大ダワ → (9:10)芋ノ木ドッケ → (9:15)白岩山(9:25) → (9:45)白岩小屋(9:50) →
       (10:15)前白岩 → (10:30)前白岩の肩 → (11:10)お清平(11:15 → (11:35)霧藻ケ峰(12:00) →
       (12:10)地蔵峠 → (12:30)炭焼平 → (13:00)妙法ヶ岳分岐 → (13:20)雲取山登山口

雲取フュッテ跡

雲取山荘