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山行記録


日本百名山           岩手山     (2,038m)

 日本百名山の岩手山は美しい姿から「南部富士」とも呼ばれ岩手県民の心のふるさとの山として親しまれている。山頂部は火山特有な雄大な火口跡があり、お鉢巡りが出来きその周囲にはコマクサが自生する大展望の山です。

1.山 行 日 :  2023年7月22日(土)  天候:晴
2.山   域 :  岩手県 
3.歩行 時間 :  7時間45分   登り:4時間35分   下り:3時間10分
4.所要 時間 :  8時間50分
5.同 行 者 :  単独

イワブクロ

コマクサ

 火口跡の中央にある、お椀を伏せたような妙高岳も美しい。山頂で30分ほど休み登山者で賑わう山頂を後に、お鉢巡りで下山した。

登山口     14:30      

桶の淵のような階段が続く

お鉢巡りは山頂から時計回りに下る、コマクサやイワブクロが火山礫に咲いていた。

 風も弱く快適なお鉢巡りが楽しめた。所々コマクサやイワギキョウ、イワブクロなどが咲いていた。火口跡の中に岩手山神社奥宮がる。一旦下ってから登り返すのも大変なので稜線を歩いた。

外輪山 火口縁

山頂にて  10:30

マルバダケブキ

青空の中快適に登る

 Y字分岐から30分で山頂着いた。日本百名山96座目です、岩手山の山頂は薬師岳です。山頂からの展望は火口跡の光景が登ってきた疲れも忘れる素晴らしさでした。あいにく雲で鳥海山や早池峰山、月山など展望できなかったが期待していた展望が出来て大満足でした。

火口縁に出ると火山特有な光景が目に入ってきた。爆裂火口跡の素晴らしい展望です。山頂までもう少しだ。

ハクサンチドリ

 岩手山避難小屋で小休止して水を補給して下る。避難小屋では宿泊する登山者が多いいようで多数の登山者で賑わっていた。避難小屋から10分程で七合目・鉾立に着いた・ここからは新道で下った。

樹林帯の登山道

カラマツソウ

 新道はほとんど樹林帯の登山道で展望はなく暑かった。この時間でも多くの登山者が登ってきた。皆さん岩手山避難小屋に泊まるようでした。

 1合目まで戻り朝登った野とは別の階段がるコースで下った。このコース-スは確かに階段が多く案内板に「桶の淵」とあり桶の周りを絞めるような地形をしている場所とのことです。0.5合目で合流し登山口に戻った。

登山者で賑わう山頂

火口の中央にある妙高岳

多数の石仏がある

外輪山の稜線に等間隔に石仏が鎮座している。妙高岳を中心に複雑な火口跡見られた。

イワギキョウ

山頂を振りかえる

火口跡の中央にある妙高岳

 帰りに不動平頻小屋に立ち寄って見た。ここは無人の避難小屋で中は結構広く綺麗だった。この辺りにはお花畑が広がっていた。

岩手山避難所    9:20

岩手山が姿を見せる

火口縁への登り

岩手山の山頂が間近くに見えてきて、焼走りコースの分岐を過ぎると待望の岩手山山頂に着いた。

 七合目からは平坦な登山道となり10分で岩手山避難小屋に着いた。ここは管理人がいる避難小屋で多くの登山者が宿泊するようです。避難小屋の前は広く多くの登山者が休憩していた。また御成清水と書かれた湧き水があり冷たく美味かった。水を補給して先に進む。

 岩手山は東北の日本百名山で唯一登っていない山で、今年こそ登ろうと計画し、ついでに以前雨の中登った早池峰山も登る計画で天気予報を毎日見ながら、当初21日・22日で予定したが21日は雨の予報で22日・23日は晴マークとなったため急遽変更して実施した。伊勢崎の自宅を21日の22:00に出発し、伊勢崎IC~北関東道~東北道と走り4ケ所のサービスエリアに立ち寄りながら滝沢 ICで降り登山口の馬返しの駐車場に5:00分に着いた。自宅から走行距離527km:走行時間7時間で到着した。登山口の駐車場は無料で100台分のスぺースがある。まだ1/3程度の駐車で多数の県ナンバーがあり人気の山です。この時間から続々と登っていく。寝ずで運転してきたがさほど眠くならず朝食にカップラーメンとおにぎりを食べ5:40分に登山を開始した。

ミヤマオダマキ、エゾツツジ、ヨツバシオガマ、ハクサンボウフウなどの花々が咲いていた。

不動平の戻る    11:35

コマクサ

登山道脇に三十三観音がある

焼走りコース分岐

山頂の登山者が見える

快適な山頂への登り

不動平     9:47

岩手山避難小屋が見えてきた

七合目・鉾立     9:05

ミヤマオダマキ

エゾツツジ

1合目から35分で2.5合目に着いた。道標に山頂まで3.7kmとある。ここからは展望の良い旧道と樹林帯の新道に分かれる。どちらも同じコースタイムなので今日は天気が良いので旧道を登る。登山道は見晴らしの良いルートで風もなく暑いが気持ち良い。

展望が良い岩の登山道

2.5合目     6:50

 1合目に着くと左からのコースと合流した。道標に山頂まで4..2kmとある。さらに30分ほど登ると2合目に出た。ここは砂礫の広々とした場所で南側が開けていた。

 岩手山を登るにあたり柳沢コースか、コマクサの咲く焼走りコースか迷ったが柳沢コースは焼走りコースより歩行時間が約1時間短いので柳沢コースから登ることにした。駐車場の登山口を進み左側にトイレありキャンプ場の林の中を歩くとモニュメントやトイレ、休憩所がある広場に出る。ここからが登山口となる。(避難小屋へのマキの運搬をお願いしていてザックに詰めている登山者がいた)そういえば田中陽希が岩手山に登った時に担いで登っていましたね。広場に鬼又清水があるので補給して登りました。

外輪山とY字分岐

不動平避難小屋

火山特有な砂礫と岩の登山道で登りずらいが展望を楽しみながらノンビリ登る。登山道にはクルマユリが咲いていた

登山口にある柳沢コースの案内板

キャンプ場からの登山口

駐車場からの登山口

馬返しの駐車場

2合目 南側が開けた

1合目    6:15


【コースタイム】    柳沢コース

  馬返し駐車場(5:40)→(6:50)二合目半→(旧道)→(9:05)七合目・鉾立(9:10)→(9:20)岩手山避難小屋(9:30)→(9:47)不動平→(10:00)Y分岐→(10:30)岩手山頂(11:00)→(お鉢巡り)~(11:30)Y分岐→11:35)不動平避難小屋(11:40)→(11:50)岩手山避難小屋(12:05)→(12:15)七合目・鉾立→(新道)→(13:40)二合目半→(14:30)馬返し駐車場

馬返し駐車場

キャンプ場の広場

 火口縁への登りは火山礫でズルズルと滑り歩きずらい。3歩進んで2歩下がり登りずらかった、Y字分岐から右に登るコースでがさほど砂礫はナス登りやす用でした。火口縁に出ると登山道脇には三十三観音が鎮座していて信仰の山と感ずる。

  2.5合目から2時間15分で七合目・鉾立に着いた。ここは旧道と新道の分岐となっている。ほぼコースタイム通りでした。ここから山頂までは2.1kmだ、ここからは急登りも終わり岩手山避難小屋が見えてきた。

Y字分岐からは右にお鉢巡り側に登るコースで左は山頂へ直接登るコースとなる。左のコースで山頂を目指す。

 広場の湧き水で顔を洗い、美味しい水を飲み駐車場に無事戻った。岩手山は日帰りだと8時間を越す山だがほぼ計画通りに歩くことが出来た。特に岩手山避難小屋からは素晴らしい展望と爆裂火口跡の光景を目の前にして岩手山登山の楽しみを十分に楽しめた山だった。今日は明日登る早池峰山の岳駐車場で車中泊する予定で、14:55分に駐車場を出て滝沢ICから東和ICまで走り遠くなるが道の駅「とうわ」に立ち寄り日帰り温泉に入り夕食を食べてから、途中のコンビニで夕食を調達して18:30分に岳駐車場に着いた。

 登山計画書を提出し登山口の脇に柳沢コースの概要図があり、1合目~不動平の9合目~山頂への案内図を確認し登山を開始した。最初は樹林帯の登山道を登る、緩やかな登り坂となる。0,5合目でブナの木がある分岐点があり、登山者に聞くと直ぐ登るコースと左のコ―スは階段が多くあるコースで15分程で1合目で合流する教えてくれた。とりあえず直上するコースを登った。

 30分程でお鉢巡りが終り不動平に下ると多くの登山者が登ってきた。こちらから登る方が砂礫に足を取られず登りやすいようだ。

 振り向けば鬼ケ城の岩稜の山並みが見える。当初網張温泉から鬼ケ城を登り岩手山を目指すルートも考えたが時間的に余裕がなく今回の柳沢コースにした。岩だらけのハードなコースのようです。眼下には先ほどいた岩手山避難小屋が見える。

眼下に岩手山避難小屋が見える

鬼ケ城の山並み

七合目・鉾立   12:15

山頂へ登る登山者

Y字分岐

爆裂火口跡

正面のピークが薬師岳山頂

 岩手山避難小屋からは開放感のある緩やかなハイマツ帯の登山道となり15分ほどで不動平に着いた。ここからは火山礫の緩やかな登山道を登る。

登山口の馬返し駐車場が見える

クルマユリ