【コースタイム】  コースタイムは体調・天候等で変化しますので参考として下さい
 
観音平登山口(7:10) → (7:55) 雲海 (8:00) → (8:35) 押手川分岐 (8:40) → (9:40) 青年小屋 (9:50) → 

(10:55) 権現岳分岐 (11:35) → (11:40) 権現岳 (12:00) → (12:35) 三ツ頭 (12:40) →

(13:20) 木戸口公園 (13:25) → (13:35) ヘリポート → (14:20) 八ヶ岳神社分岐 →  (14:50) 観音平登山口

南八ツ岳       権現岳    (2,715m)

 権現岳は八ツ岳連峰の南側に位置し編笠山の奥に東峰(2,715m)と西峰(2,700m)からなる双耳峰で西峰はギボシと呼ばれている。権現岳は編笠山と一緒に良く登られる山である。編笠山は2度登っているので権現岳から三ツ頭を周回するコースを歩いてきた。


【権現岳周辺に咲いていた花】

1.山 行 日 : 2009年.7月26日(日)
2.歩行 時間 : 6時間50分  所要時間 : 7時間40分
3.同 行 者 : 単独

@ 観音平登山口  7:10

 観音平からの登り始めは足慣らしに丁度良い緩やかな登りでガスも上がり始めてきた。
A 雲海  7:55/8:00

 登り始めて45分で雲海に着いた。ここは富士山の展望台でべンチがあり休憩に丁度い場所だがあいにく今日は富士山が見えない。雲海を後にするともう下山してくる小屋泊まりの登山者に出会う。
B 押手川分岐  8:35/8:40

 雲海から35分で到着。ここは編笠山と青年小屋への分岐となっている。八ヶ岳特有のシラビソとコケが気持ちよい場所だ。ほとんどの登山者は編笠山に登っていくが今日は青年小屋への巻道を辿る。
 押手川分岐を進むとまもなく展望台があり、ここから富士山が望めた。
C 青年小屋 9:40/9:50

 青年小屋に1時間で到着。ガスが晴れ編笠山からの下山ルートになる岩が露出した山肌を望む。ここまでは2度歩いたが権現岳は小屋の右奥から登る。
 青年小屋から樹林帯の登山道を登るとハクサンシャクナゲが咲いていた。樹林帯を抜けるとガレ場となり展望が開け正面にギボシを見ながらジグザグに登ると直登のクサリ場や右が切れ落ちた場所ががあるがクサリを頼りに登れば危険はない。登るほどにガスが晴れ気持ちよいが風が強く肌寒い。
 ギボシの山頂直下を巻き岩場が終わると権現小屋に出た。権現岳は右奥でガスで霞んでいた。
 振り返れば編笠山と鞍部に青年小屋が見える。見るからに円錐形をした美しい山だ。
ギボシを望む
D 権現岳分岐  10:55〜11:35

 青年小屋から65分で分岐に着く。赤岳は雲の中で見えなかったが旭岳への稜線上の縦走路が見え旭岳までトレーニングを兼ね歩いてきた。
 分岐のすぐ先に結構長いハシゴがあり稜線を歩くと八ヶ岳は花の山でヨツバシオガマやミヤマダイコンソウ、ウスユキソウ、イワオウギ、イワギキョウなど多くの高山植物が咲いていた。
 正面の山が旭岳で稜線を境に東側からガスが湧き上がっている光景が美しい。野辺山から見れば山頂は雲の中であろうか、山の天気は登って来ないと分からないものだ。逆の場合が多いが今日はラッキーだ。分岐に戻りハシゴを登り切ると3名の登山者が下ってきた。これからキレット小屋に向かうという。この縦走路を赤岳まで1度は歩いてみたくなるルートだ。
E 権現岳  11:40/12:00

 旭岳への稜線歩きを40分ほど楽しみ分岐まで戻り三ツ頭方面に進むと岩峰の権現岳に着いた。ここからも眼下に編笠山が良く見えた。簡単な食事を摂り下山を開始する。
 
F  三ツ頭(2,580m)  12:35/12:40

 権現岳から尾根沿いの登山道を一旦下り登り返すと三ツ頭に着いた。権現岳からの登山道が良く見え稜線を境にガスが湧いていた。ここも展望が素晴しい山だ。
G 前三頭分岐

  三ツ頭から5分たらずで分岐に出た。ここは前三ツ頭から天女山へのコースと観音平に至るコースの分岐となっている。
H 木戸口  13:20/13:25

 地図ではここは木戸口公園となっているがやや広い尾根で公園とは思えない場所だ。
I ヘリポート  13:35

 木戸口から10分ほど下るとヘリポートの標識がある場所に出た。だだ広い露地があるがヘリポートとして使っているのだろうか?
 ヘリポートを後に緩やかなササの登山道を下る。途中笹すべりと書かれた看板があった。このコースから登るのも三ツ頭までは急な登りもなく岩場も少なく安心して登れるようだ。
J 八ヶ岳神社分岐 14:20

 三ツ頭から1時間40分でここまで下山。ここは三味線滝と観音平への分岐となっていて権現岳登山口の案内版もある。
 八ヶ岳神社分岐を後に観音平へのコースを進む。杉林のなだらかな登山道で気持ちよい。一旦沢まで下り登り返すと観音平の駐車場に戻った。
K  観音平登山口  14:50

 心配した雨も降られずも、雲で遠方の展望は出来なかったが歩く場所々で青空が広がる天候に大満足。山頂付近では風が強く寒かったが稜線を避ければ快適に歩けた。前から登りたかった権現岳を周回コースで歩け来週登る予定の薬師岳のトレーニングになった1日だった。

権現岳山頂


【山行記録】

  先週は塩見岳に登る予定が雨で中止となり足慣らしに前から登ってみたいと思っていた権現岳に登ってきた。天気予報では曇りだが登山口で雨が降っていれば登らずに帰る予定で自宅を4時に出発した。本庄IC〜佐久ICまで上信道を走り国道141号を南下し野辺山まで来ると八ヶ岳は雲の中で心配しながら観音平の登山口に6:55分に着いた。編笠山は人気があるのか、この時間で駐車場は満車状態で1台分のスペースを見つけ駐車することができた。心配した雨も降らず薄日が差してきたので登り始める。

シラビソとコケの原生林 ヨツバシオガマ
ギボシへの登山道脇のイワオウギが咲くお花畑 ハクサンシャクナゲ
ミヤマダイコンソウ コバイケソウ

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