山形         月山        (1,984m)

 月山は「羽黒修験道」で有名な出羽三山の主峰。出羽三山とは、月山(1,984m)を中心に羽黒山(414m)、西に連なる湯殿山(1,500m)のことで、大和の金峰山(大峰、山上ヶ岳)、紀州の熊野三山などとともに修験道の霊山として名高い。また日本百名山として、高山植物が豊富な花の山としても有名である。山頂には月山神社奥宮があり、今なお修験の山として登られている。また月山は雪深く5月以降の夏スキーのゲレンデとして人気が高く多くのスキーヤーで賑わっていた。残雪と数多くの高山植物の花々を楽しみながら高原のハイキングを堪能してきました。

1.山 行 日 : 平成17年7月9日(土) 天候 : 晴れ
2.歩行時間 : 4時間55分   所要時間 : 6時間50分
3.標 高 差 : リフト上駅(1,500m)〜山頂(1,984m)  484m
4.同 行 者 : 会社のTさん 

【コースタイム】
   6:50        7:00/7:05       7:20         8:00/8:20   9:10/9:20
  姥沢駐車場 → 月山リフト下駅 → 月山リフト上駅  →  姥ケ岳  →  牛首 →
 
  10:15/10:50 11:45/11:55/ 13:10/13:25     13:40       13:50
  月山山頂  →  牛首  →  リフト上駅  →  リフト下駅  →  駐車場


左奥が月山の山頂

【 記録 】

  月山登山は意外な事から実現した。TさんはサッカーJ2のザスパ草津の大ファンで9日にモンテディオ山形との試合が山形県営陸上競技場で行われるのを見に行くのでついでに月山に登ろうという事になり実現した。この時期は残雪と高山植物の花が楽しめるが、天候が心配だ。伊勢崎を9日午前0時に出発。伊勢崎から足尾・日光・矢板と一般道を走り矢板ICから東北道を走り村田JCより山形道にはいると雨が降り出したが山形県に入ると雨も上がり夜も明けてきた。終点の月山ICで高速を降り月山スキー場のある姥沢駐車場に6時に到着した。リフト下の駐車場は満車で少し下った広い駐車場に駐車して一休みしてから登り始めた。

@ 姥沢の駐車場 6:50

スキー客用の広い駐車場でロッジやトイレもある。正面の山は最初に登る姥ヶ岳です。登山口で月山環境美化協力金200円を支払いリフト下駅まで歩く。
A リフト乗り場  7:00

片道560円、窓口で下山道に雪がありますか聞くとまだ多くの残雪があり大変だというので往復券1000円で乗車した。リフト乗り場脇にニッコウキスゲが咲いていた。この先が楽しみだ。
リフトは標高差260mを15分で上駅に着いた。ここから木道の登山道を登る。
木道をわずか登ると姥ケ岳と牛首への分岐となる。まずは姥ケ岳を目指す。ここからは雪渓を登るためアイゼンを着け登る。
B 姥ケ岳 8:00/8:20

姥ケ岳山頂は平坦でお花畑が広がっていた。ニッコウキスゲ、ヨツバシオガマ、ヒナウスユキソウなど数多くの花が咲いていた。
山頂のニッコウキスゲ。
姥ケ岳からは快適な稜線歩きとなった。残雪と多くの花を楽しみながらノンビリ歩く。登山道が良く整備されていて、木道も歩きやすい。
さすが信仰の山。大勢の信仰登山者が登ってくる。
C 牛首  9:10/9:20

稜線から雪渓をアリのように列を作って登ってくる登山者が見える。牛首で姥ケ岳をトラバースするコースと合流する。
雪渓を吹き抜ける風を楽しむようにオオタカが優雅に舞っていた。
牛首からの雪渓は緩やかでアイゼンは必要なく歩きやすい。バックは姥ケ岳からの稜線です。ずいぶん歩いてきましたね。
雪渓を抜けると「鍛冶月光」という急な登山道となる。さすが百名山続々と登ってくる。
ガスも切れ月山山頂も見えてきた。相変わらず花が多いい山です。写真を撮りながらノンビリ歩けるので疲れを感じない山の楽しさを満喫させてくれる山です。途中鍛冶神社がある。ここは昔、刀鍛冶が刀を作っていた小屋の跡がある。
D 月山山頂 10:15/10:50

鍛冶神社を過ぎるとまもなく急な登りも終り平坦な高原に出る。ここは一面お花畑が広がっていた。まもなく月山頂上小屋に着いた
月山頂上小屋の後ろに月山神社の奥宮ある。神社を参拝するには500円を支払い祈祷してもらう。身が清められる、今日の安全と家族の安全、素晴らしいこの山に登れたことに感謝し手を合わす。
登ってくる時に山頂にクロユリが咲いているよと話していたが本当にクロユリが咲いていた。白山で見た時以来久し振りだ。
山頂周辺にはコバイケイソウ、チングルマ、ニッコウキスゲ、イワカガミ、ショウジョウバカマ、ハクサンイチゲ、ハクサンフウロ、イワベンケイやその他名前の分からないさまざまな花が一斉に咲いていた。東北の山は2000mに満たなくても花が多く素晴らしい展望が待っている。(今日はあいにく遠くの山は霞んで見えなかったが、朝日連峰、飯豊山、鳥海山が展望できるという)
牛首からは姥ケ岳へのコースと分かれリフト上駅に直接下る。途中の残雪でスキーやボードで山スキーを楽しんでいた。月山は5月のゴールデンウィークからスキーが楽しめる夏スキーのメッカなのです。特にリフト駅上の姥ケ岳の中腹は大勢のスキー客で賑わっていた。
E リフト上駅 13:10/13:25〜駐車場 13:50

リフトに乗り下る。足元には黄色い花(?)が一面に咲いていた。これで月山登山も終り。花と残雪の素晴らしい山歩きが出来ました。

 今日は月山ICを出てコンビ二で食料を調達しようと思ったら大間違いコンビニがない。仕方なく下山してソバ屋で月山ソバを食べ今夜の宿天童市に向かう。今晩J2のザスパ草津とモンテディオ山形との試合がナイターで天童市の山形陸上競技場であり観戦に行くためであります。


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