赤城

  長七郎山は赤城山の中で最も簡単に登れ、関東平野が見渡せ展望も素晴らしい山です。今年は雪が多く、伊勢崎からも地蔵岳や長七郎山頂が白く見える。この時期入山者も少なく踏跡もない雪原をスノーシューで歩いてきた。

(1,578.9m)
  1. 山 行 日 : 平成17年2月26日(土)  天候 : 晴れ
  2. 歩行 時間 : 1時間40分
  3. コ  ー  ス : 八丁峠(駐車場)→小沼→長七郎山→小沼湖畔→八丁峠           


@ 小沼湖畔 : 10:20

 赤城への道路は日陰で雪が凍結していた。鍋割山への登山口の箕輪駐車場を過ぎると道路に雪が多くなり凍結していた。しかし4駆だと問題なく登れる。鳥居峠手前を右折し小沼へと進む。ここからは凍結道が続き除雪終点の八丁峠に駐車。先客は3台の車が止まっていた。地蔵岳の中腹にスキーをかついで登っている2人連れが見える。私は長七郎山に向い車道を歩き小沼に戻る。
小沼の脇から小地蔵岳分岐まで稜線を歩く。締まった雪でスノーシューが沈まないので雪の上を歩いている感じが良い。大沼から冷たい風が吹き付けていたが晴れ上がった青空で気持ちよい。
A 林道 : 10:35

小地蔵岳分岐を右に林道を進む。林道は雪で埋まっているがこのコースいつも歩いている道、間違えることなく歩ける。かすかな踏み跡があるが、あまりこの山に登る登山者はいないようだ。
B 稜線 : 10:50

山頂下の稜線に出ると桐生方面が開け男体山が望めた。ここの端部は雪庇となっているのか近づかないように右の林沿いに進む。
C 長七郎山頂  : 11:05

 登り始めて45分で山頂に到着。風が強く雪雲が流れてゆく地蔵岳の斜面に人が見える先ほど登っていたスキーヤーかな?長七郎山には誰もいない独り占めの山頂だ。眼下に伊勢崎市が良く見える、自分の家は何処かな、利根川が太陽に輝いて見える。あの手前なのだが・・・・風を避けインスタントラーメンで軽く腹ごしらえして、コーヒーを飲みながら、ノンビリ流れ去る雲と関東平野を眺めていた。手軽に雪山が楽しめる地元の山に感謝 (^○^) して下山する。
D 山頂より荒山を望む 11:30

下山は小沼の南岸に降りる。広々とした新雪の斜面は快適に下れる。ほとんど沈まずに歩けるスノーシューは頼もしい。カンジキでも登れるが楽しさが違う。
E 長七郎山を振り返る

山頂から少し下ると広い斜面がある。自分がつけた新雪の足跡が気持ちよい。小沼から長七郎山登山口より50m付近まで多くの踏跡があった。たぶん登ろうとしたがラッセル状態になり引き返したのだろう。新雪の場合カンジキでも膝まで埋まる。その点スノーシューは快適に歩ける。
F 小沼南岸より黒檜山方面を望む

 小沼は訪れる人も無く氷結した湖面に雪が積もった風景は静かに春を待っているようだ。昔は小沼で氷上ジムカーナの競技が行われ若者で賑わっていたが現在はそれもない。大沼はワカサギ釣りで賑わっているが、小沼の冬は忘れ去られているような静かな雰囲気がまた魅力的な沼だった。沼の左岸を歩き12:00に駐車場に戻った。
雲の切れ間から黒檜山を望む。

■ トップページ

■ 山の記録

長七郎山