NO15-2

大雪山系・旭岳〜トムラウシ山縦走
1日目  :  姿見駅→旭岳→間宮岳→北海岳→白雲岳避難小屋 (12Km)

2日目   :  白雲岳避難小屋→高根ケ原→忠別岳→五色岳→化雲岳→ヒサゴ沼避難小屋 (17Km)

3日目  :  ヒサゴ沼避難小屋→北沼→トムラウシ山→前トム平→コマドリ沢出合→カムイ天上→トムラウシ温泉 (16Km)

2日目は白雲岳避難小屋からヒサゴ沼避難小屋までの高低差の少ないルートを17km歩く。あいにく小雨が降っているが朝食を済ませ今日も頑張って歩こうと5:30に出発した

12:40    五色岳にて

ハイマツ帯と砂礫の登山道を交互に登り返しながら晴れていれば素晴らしい展望だろうと想像しながら歩く。時々ガスが晴れたり曇ったりの繰り返しだ。地図上のコースタイムは3時間50分の所を途中休憩を含め4時間30分で忠別岳に到着した。忠別岳から緩やかに下りしばらく歩くと左下に忠別岳避難小屋が見えてくる。

1.山 行 日 :  平成24年6月23日(土)〜25日(月)  
2.山    域 :  大雪山系
3.歩行 時間 :  1日目 :  5時間55分    所要時間  :  6時間15分
            
2日目 :  9時間35分     所要時間  : 10時間10分
            3日目 : 12時間00分    所要時間  : 13時間45分
4.同 行 者 :  13名 (クリーンクラブ) 

ヒサゴ沼避難小屋分岐

化雲岳が見えてきた

コマクサ

忠別岳の西側は切落ちていた

10:00  忠別岳山頂にて

五色岳の奇岩

化雲平の木道を歩く

登山道脇にコマクサが咲いていた。雨にぬれた花々は晴れた時と違った姿を見せる。忠別岳避難小屋分岐を過ぎハイマツ帯の急な登りとなると五色岳に着いた。この頃になると雨もやみ薄日もさしてきた。五色岳からは右に直角に曲がるリートたなる。山頂を巻くと奇岩があり、見る角度で様々な姿を見せ楽しませてくれた。

14:20  化雲岳

ハイマツ帯を抜けると平坦な登山道となり木道がある、この辺りが化雲平のようだ。木道の周辺にはウルップソウが群生している。ウルップソウは白馬岳で数本見た程度だったがここはスケールが違い素晴らしいの一言だ。化雲平を過ぎると目の前に化雲岳が姿を現した。天候が回復し山頂からは明日登るトムラウシ山が見える。

トムラウシ山

トムラウシ山


【2日目コースタイム】  天候:雨〜晴れ    標高 : 忠別岳(1962m)・ 五色岳(1868m)・化雲岳(1954m)

 白雲岳避難小屋(5:30)  →  高根ケ原  →  (10:00)忠別岳(10:05)  →  (11:25)忠別岳避難小屋分岐(11:30)  →

(12:40)五色岳(12:50)  →  (13:45)化雲平(13:50)  →  (14:20)化雲岳(14:30))  →

(14:40)ヒサゴ沼分岐   →  (15:40)ヒサゴ沼避難小屋

雲が切れ晴れ間が覗くようになり旭岳から忠別岳など歩いてきた山並みが一望でき皆さん大感激だ。

遥か旭岳から中央に忠別岳が展望出来た

歩き始めハイマツ帯を抜けると間もなく平坦な高根ケ原となり高山植物の咲く登山道となる。ホソバウルップソウ、イワウメ、チングルマ、キバナシャクナゲ、キバナシオガマ、コマクサ、エゾノハクサンイチゲなど様々な高山植物が咲いている。今まで見てきた本州とはスケールが違う


ヒサゴ沼への雪渓を下る

化雲岳からはヒサゴ沼避難小屋に向け下る。リーダーが平年ならばこの時期沼縁まで雪渓があるが今年は少ないと話していた。当初のルートを下ったが途中で雪渓がなくなり引き返し沼まで残る雪渓を探しようやくヒサゴ沼避難小屋に到着した。今日は我々以外小屋泊りはいなかった。天気が良くなったので小屋前で雨具や登山靴を乾かし夕食とした。明日は最終日で念願のトムラウシに登る、リーダーから明日は3:30分に出発するとの話があり晴れることを期待して早々に寝た。

ヒサゴ沼

15:40  ヒサゴ沼避難小屋

キバナシオガマ

チングルマ

イワウメ

5:30  白雲岳避難小屋を出発

ホソバウルップソウ

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高根ケ原を歩く