秩父御岳山  (1,081m)

  大滝村の落合に生まれた普寛行者は木曾御岳山を開山。登山口を出身地の名にちなんで王滝と名づけた。その後故郷に戻り御岳山を開いたと伝えられている。御岳山は四季を通じて楽しめる低名山だ。

1.山行日:平成16年3月7日(日) 天候:晴れ
2.メンバー:クラブ会員 26名
3.歩行時間:3時間10分     
  

<コースタイム>                 
  8:30      8:40   9:35/9:40   10:50   10:55/11/40  
大滝温泉 → 登山口 → 杉ノ峠 → 古池分岐 → 山頂 →  

 11:45       12:10           13:10     13:20 
西ノ肩 → 小尾根上のベンチ →  登山口 → 大滝温泉 

【記録】

 

 今日はハイキング協会のCLとして秩父御岳山に登ってきました。2月末の温かい陽気が嘘のように冷え込んだ朝。昨日は大滝村では雪が降ったとのこと。6時30分に伊勢崎を出発、大滝温泉に8時10分に到着。登山口に駐車場がないので大滝温泉の駐車場に駐車し準備体操をして出発。国道140号線を少し歩き並寛神社で登山の安全を祈る。山頂まで直登の落合コースは下山コースにして、道標に従い右の杉ノ峠コースから登る。林道をしばらく歩き2度林道を渡ると本格的な登山道となるがゆるやかな登りでまもなく強石への分岐となるあずま屋のある杉ノ峠に出た。

 ここからは杉林の尾根沿いの道となる。鉄塔に出ると正面に鋭いピークの剣が峰が聳えている、御岳山はその先だ。このコースはわずかな急登があるとまた平坦な道となり歩きやすい。途中工事中の林道を横切る、なんでこんな山奥まで林道を作るのか?林道が出来れば御岳山は30分歩で山頂に立ててしまうのでは・・・。林道を過ぎると剣が峰への急登となる。岩が露出した尾根道でクサリも有るが安心して登れる。秩父の山々や町並みと武甲山が望める。

 剣が峰の山頂は標識もなく一旦平坦になると急降下となる、雪は少し残っている程度だった。下り切るとまもなく三峰口との分岐に出て左にわずかで御岳山の山頂となった。山頂には立派な並寛神社の奥宮があり狭い。標示板で山座同定を楽しむ、目の前に
両神山とその右に御荷鉾山、二子岳、今日は見えないが浅間山や谷川岳も展望できるようだ。南には雲取山、和名倉山が見える。狭い山頂で楽しい昼食タイム、おいしい料理が次々と出てきてつい食べ過ぎてしまう。肌寒いと思っていると雪が舞ってきた。寒いはずだ、早々に下山する。
 
  山頂直下は急な下りだがクサリが有り慎重に下る。西ノ肩まで降りると杉林の中ジグザグ道となる。登りはきつそうだ、杉林を抜けると工事中の林道脇に出る。地図にある小尾根上のベンチ下に出ると後は庵の沢沿いの登山道となり堰堤が現れるとまもなく登山口に到着した。大滝温泉「遊湯館」で冷えた体を温め帰路に着いた。

大滝温泉「遊湯館」:入浴料600円(20名以上540円)
TEL:0494‐55‐0126

  並寛神社

送電鉄塔から剣ケ峰を望む

  両神山

山頂の奥宮