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山行記録


谷 川 連 峰 縦 走

2日目は万太郎山から仙ノ倉山への縦走となる。まだ歩いたことがないコースだが、以前万太郎山に登った時に縦走路が一望でき正面に仙ノ倉山を見ていたのでコースの概要は頭に入っているが今回コースで一番きついのはエビス大黒ノ頭に登り上げるのがキツイと言われているので実際に歩いてみてどうなんだろうと期待がある。

【山行記録】

  2日目は谷川岳の登山コースで未知のエリアを歩く。昨晩は強風がすごくゴーゴーと唸りを上げて吹いていたが朝4時ころになると風が止みガスも切れていた。昨日疲れていたので水場に行かなかっので朝一で水汲みに行ってきた。避難小屋の手前に登山道があり急斜面を10分ほど下った場所に沢があり豊富に水が流れていた。1ℓ汲み急坂を登り上げるが息が切れた。先客は既に出発していた。避難小屋に戻りラーメンを作り朝食にした。コーヒーをのみ6:10分に万太郎山を目指し出発した。

  仙ノ倉山から今回のコースで最後の平標山に向かう、階段が整備され意外と歩きやすかった。このあたりまで来ると多くの登山者に出会う、やはりここは人気の山なのですね。

  仙ノ倉山への登りは体力的に疲れていたがエビス大黒避難小屋から50分で山頂に立てた。山頂には10名ほどの登山者がいた。   仙ノ倉山は4回目の山頂となった。振り返れば歩いてきた紅葉の稜線の登山道が美しかった。

  毛渡乗越からは急登の連続となりピークをいくつも越して登る、まだか々と疲れた足で登り続けると左側が切れ落ちた急峻な岩肌が現れた。北アルプスの光景に似ていて感動する場所で夏には多くの高山植物が咲く場所でだろうか?毛渡乗越から1時間20分ほどでエビス大黒ノ頭に着いた。、ここまではとにかくキツイ登りの連続で疲れた。山頂から仙ノ倉山が見えたがまだ先です。一旦下るとエビス大黒避難小屋がある。3人が泊まれる小屋だ。ここからが仙ノ倉山への最後の登りとなる。仙ノ倉山への登りはエビス大黒ノ頭と違い標高差242mほどのジグザグな緩やかな登りだった。登り始めると谷川岳から歩いてきたという単独行さんが追いついてきた、すごい人ですね。

万太郎山   7:35

紅葉の縦走路

  吾作新道分岐に出ると万太郎山頂に すぐ着いいた。万太郎山(1954m)は今回で3回目の登頂だ。前回は快晴の中、素晴らしい展望を楽しんだが今日はガスで時折ガスが晴れると仙ノ倉山や茂倉岳を見ることができた。

  元橋バス停に予定より10分遅れで到着し2日間の谷川縦走の山旅が無事終了した。長いようで短かかったのと、疲れながらも無事歩き通すことができ充実した山旅ができた。それにしても今回の縦走路で出会った登山者は強者な人々だった。谷川から平標山を往復する人、土樽から平標山経由で谷川の土合駅まで歩く人、谷川から万太郎山を往復する人、我々と同じ谷川岳川から平標山まで縦走する登山者に出会い谷川を愛し時間があれば登りに来るという登山者もいた。地元群馬でこのような素晴らしい稜線歩きのできる谷川連峰は素晴らしい山でした。元橋バス停を15:55分のバスに乗り越後湯沢駅から水上行最終の17:51分発の電車で土合駅に戻った。天候に恵まれ全工程が無事終了した。

平標山の家

山の家から見る仙ノ倉山とエビス大黒ノ頭

万太郎山が中央に遥か遠くに見える
左奥は巻機山だ

  時々ガスが沸く天候だったが雨が降らず、ほどほどの展望に恵まれ疲れたが念願のコースを歩け充実した山行ができた。
  ここからは平標山を目指し最後の登りとなる。山頂で軽い昼食にした。お湯を沸かしコーヒーを飲みながら歩いてきた稜線を確認しながら至福の一時を過ごした。

平標新道登山口

元橋バス停

  仙ノ倉山から45分で平標山に着いた。この山は登山を始めた頃、山頂からの展望と多くの高山植物に魅せられよく登った山ですが最近は松手山からガレ場の登山道も階段ができ魅力がなくなり最近は登っていなかったので久しぶりだった。

  平標山を後に平標山の家に下山する。歩きなれた階段だ。山の家に着き水を補給し小屋のオーナーと話をした。なんと120kgのストーブを担ぎ上げたとのこと、すごい話です。親子で山小屋を守っているといい、小屋が新しくなっていた。話のお礼に平標のTシャツを購入してきた。登山口まで下山し林道を歩き元橋のバス停に無事戻った。仙ノ倉山で追い抜かれた登山者は67才というが元気な人で話し好きで色々と話し合え楽しかった。

平標山への稜線

平標山にて ぐんまちゃんお疲れ様

平標山への稜線

仙ノ倉山手前の緩やかな紅葉の登山道

仙ノ倉山にて   11:20

エビス大黒避難小屋から見る仙ノ倉山

エビス大黒ノ頭への快適な稜線

紅葉の仙ノ倉山への稜線

大障子避難小屋からまず大障子ノ頭に登り一旦下り万太郎山に登る。谷川岳は蛇紋岩が多く滑りやすいので注意が必要だ。

毛渡乗越  8:30

越路避難小屋

万太郎山を振り返る

  万太郎山から40分ほど下ると越路避難小屋がるここは5人ほど泊まれるスペースがあり内部は綺麗になっていた。万太郎山への稜線はガスが切れると紅葉が美しい。万太郎山から50分で毛渡乗越(1568m)に着いた。田中陽希さんは川古温泉からここに登り万太郎山に登っていましたね。いよいよここからエビス大黒ノ頭(1888m)に向け標高差320mを登る

仙ノ倉山から万太郎山を望む

【コースタイム】

大障子避難小屋(6:10) →  (8:30)毛渡乗越(8:35) → (9:50)エビス大黒ノ頭(10:00) → 
エビス大黒避難小屋(10:30) → (11:20)仙ノ倉山(11:45) → (12:30)平標山(12:35) →
(13:10)平標山の家(13:40) → (14:20)平標新道登山口 → (15:20)元橋バス停(15:55) → 
(16:32)越後湯沢駅(17:51) → (18:16)土合駅

平標山の家への登山道

エビス大黒避難小屋

エビス大黒ノ頭 9:50



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2 日 目 : 大障子ノ頭~万太郎山~エビス大黒ノ頭~仙ノ倉山~平標山
歩行時間 : 7時間10分  

大障子ノ頭    6:35

吾作新道分岐