平標山   1,984m

  花の百名山として有名な平標山 は毎年、四季折々に登りたい山。毎年1回は登ろう思い、今回が3回目の登山となる。今年はキンコウカに会えることを期待しながら松手山から山頂を目指し登ってきました。

1.山行日   : 平成12年7月22日(土) 晴れ   
2.山 域   : 谷川連峰               
3.歩行時間 :  5時間45分 所要時間 : 7時間00分
4.同行者   :  Kさん 

【記録】

 毎年登ろうと決めた山「平標山」に会社仲間のKさんと先週の苗場山に続き登って来た。この時期、花は端境期だが7月下旬頃に咲くキンコウカを見るのが目的である。出発が遅くなり8時40分に元橋の駐車場に着いた。人気の山だ駐車場はほぼ満杯だ。どうにか駐車スペースを確保して出発。

  松手山コースは山頂までの標高差が1000mほどあり登山口からいきなりの急登となる。登山口は駐車場のトイレ脇の登山届のポストに投函し車道に出る。右手は平元新道登山口への道となる、松手山コースは左手の橋を渡るとまもなく右側に登山口の標識がある。登山道は階段状に整備されていて歩きずらい。快晴で暑く汗が吹き出る、30分ほど登り視界が開け振り返ると、苗場スキー場が、そして先週登った
苗場山が見える。登り始めて1時間程で鉄塔に到着した。吹き抜ける風が爽やかで汗が引く心地よさ。休憩に丁度良い場所だ。さらに樹林帯の急な登りが終わり低木帯になると松手山山頂に到着した。

 松手山からは快適な稜線歩きとなる。今日も山頂はガスに包まれていた、登山道に咲く花は思ったより少なかったが、
カラマツソウ、シラネニンジン、ハクサンフウロ、クルマユリなどが咲いていた。シモツケソウは少し時期が早くまだ蕾だ。10日もすれば一面ピンクに染め咲誇っているだろう。ガレ場の中にツリガネニンジンソウを見つけた。大好きな花で、さっそく写真を撮る。

 山頂に到着する頃にはガスも晴れ、大勢の登山者で賑わっていた。しかし今日も仙ノ倉山はガスの中だ。3回登って一度も快晴に出会えない山、この時期は仕方ないのだろうか。山頂で昼食をとり下山する。立派な木製階段があり歩きずらい、下山途中の湿地帯でキンコウカ(金黄花)に出会えた。キンコウカは昨年登った巻機山で見たのが最初だったので、ここで出会え今日登ってきた甲斐があった。
花の百名山「平標山」を代表する可憐な花だ。

 平標山の家で小休止。振り返ればガスの切れ間から平標山から仙ノ倉山へのなだらかな稜線が見える。眼下にはササが美しい赤谷川支流の笹穴沢が見える。山の家の冷たい水で喉を潤すここの水はとにかく美味いですよ。

 ここからは樹林帯の登山道となり平元新道を急降下で下る。木製階段だ所々付けられている。登山道が荒れてしまうのか。傾斜が緩やかになれば平保元新道登山口のでる。ここには水場があり乾いた喉に丁度良い。あとは駐車場まで林道歩きとなる、今日は足が疲れ最後は足の裏が痛くなった。2週連続でよく歩いたが。キンコウカに出会え楽しい山行が出来た。

コースタイム
  9:00     9:55/10:00   10:35/10:45  12:25/13:05   13:40/14:00      
 元橋登山口 → 鉄 塔  →  松手山頂  →  平標山頂  →  平標山の家  → 

  14:50           16:00
 平元新道登山口 → 元橋駐車場
 

松手山から平標山への稜線

  山頂から山ノ家を望む

キンコウカ

仙ノ倉山への稜線

山頂

シモツケソウ

松手山登山口

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