白砂山 (2,139.7m)

日本200名山

山 行 日 平成12年11月4日(日) 天候:晴れ
山   域 六合村
所要時間 9時間15分
歩行時間 8時間00分
同 行 者 4名

 ガイドブックには健脚コースとある白砂山。群馬、長野、新潟の3県にまたがる上信越国境の主要なピークの一つで日本200名山に数えられれいるがまだまだ静寂な山である。その山頂部は東峰、中峰、西峰の3峰からなり三角点は西峰に置かれている。快晴に恵まれ山頂からは上信越の山々が360°の展望を堪能できた。

 【コースタイム】
  7:10       7:50     10:10/10:30   11:40
 登山口  →  地蔵峠  →  堂岩山  →  白砂山頂 
 16:25    15:35/15:45  13:55/14:05    12:45 

【記録】

 まだ真っ暗な中4:20分に星空を眺めながら自宅を出発。途中富士見村で高山、加藤さんと合流し野反湖駐車場に6:50分に到着した。広い駐車場には10台程度車が駐車していた。準備体操をし駐車場脇の登山道から登り始めた。雲一つない快晴で冷え込んだ空気がすがすがしい。

 登山道には大きな霜柱が出来ていた、歩き始めてまもなくハンノ木沢まで一旦下る。沢には丸太の橋が架かっているがこれが意外と不安定で慎重に渡る。しばらく歩くと二股になり右に進む。体も慣れて来た頃地蔵峠に到着地蔵峠は秋山郷への分岐の道標がある中尾根の中腹にある。岐阜から忘年山行に来たというグループに出会う。なんで白砂山なのか疑問に思ったがメジャーなのんだこの山は!また今日は花敷温泉泊まりと聞きまたまた感心した。

 ここからは紅葉も終わり葉の落ちた樹林帯の登りが続く、時々展望が開け野反湖・草津白根 山浅間山・後に荒々しい岩菅山が見える雲一つない青空だ。尾根道を登りつめると水場の標識のある広場にでる。小休止していよいよ堂岩山への小沢状の登山道の急登が待っていた、水場は急登前の休憩用の広場にある。

 喘ぎながら登りつめると平坦になり
堂岩山頂となる、山頂といっても登山道脇の木に標示板があるだけだ。ここから始めて左前方に見事な白砂山の山容が現われる。山頂をわずかに下ると八間山への分岐に出る、ここからは展望が開け白砂山へと続く稜線とササ原が美しく感動する。登山者が思い思いに展望を楽しんでいた。

 ここからはハイマツとコザサの稜線を歩く、所々シャクナゲの木があり春には美しく咲き乱れているだろうとなと思わせる場所だ。二つほどピークを越すと、山頂直下と思える急な登りとなる。こんどこそ山頂かと思うとさらに、二つ三つとピークを越えてやっと白砂山山頂に到達した。

 さすがに奥深い山だ、山頂には
皇太子殿下登山記念碑と三等三角点があるだけの山頂で余り広くはないが360°の展望は素晴らしく雲海に突き出た赤城の黒桧山、遠く富士山も見える。また平坦な山頂の苗場山手前に佐武流山、谷川岳、上州武尊山、日光白根山西に浅間山から草津白根山、岩菅山、遠く白馬山や北アルプスと山座同定し素晴らしい展望に感動!きつい登りに耐え山頂にたった者のみが得られる至福の時を過ごす。山頂には岐阜から来たグループと他に5名程の登山者のみで静かなひと時を過ごせた。

 人気のある山では登山者でごった返しているがこの山はまだまだ一部の健脚者のみが登る静かな山なのだ?今日の昼食はスキヤキに鍋焼きうどんと豪華で美味い。他の登山者は下山し山頂は我々のみとなり、登ってくる人は誰もいない。

 赤城山付近に見えた雲海がだんだん近づいて眼下に広がってきた。下りも長丁場になるので心残りだが早々に下山を開始する。1時間程で堂岩山に到着あとは樹林帯の中淡々と膝に注意しながら歩く、水場・地蔵峠で休憩を取り日没となった頃16:30分に駐車場に到着した、駐車場には車は数台しかない。帰路沢渡温泉の共同風呂(200円)で冷えた体を温め帰宅した。

ハンノ木沢の丸太橋

野反湖と後方は浅間山

佐武流山と右上は苗場山

山頂にて

白砂山と稜線

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