あま よび やま
奥利根 大幽の洞窟・雨呼山
【大幽の洞窟 コースタイム】
  
     9:25            9:30            10:05             10:40        
   上の原山の家   →   遊歩道入口   →   大幽沢分岐   →   サルグルミの古木  → 
  
 11:0012:00        12:25/12:30         12:50           12:55
   大幽の洞窟   →   大幽沢分岐   →   遊歩道入口   →  上の原山の家
  
【大幽の洞窟 コースタイム】
  
    13:15           13:35/13:40       14:00
   寺沢峠登山口   →   雨呼山頂   →   登山口            
  

【山行記録】
    昨年の3月にスノーシューで大幽の洞窟に登ったがトレースが無く洞窟にたどり着けなかったので再度挑戦した。伊勢崎を7時に出発し関越道に入るとスキー客が多いのか高崎ICの手前から前橋ICまで渋滞となる。おかげで奥利根の宝台樹スキー場に30分遅れで着いた。スキー場脇の駐車場が満車で登山口まで走らしたがスリップし登れず上ノ原山の家の駐車場に許可を貰い駐車する。
  
  大幽の洞窟コース
  
群馬県水上町の藤原地区にある大幽の洞窟には全国的にも珍しい地面から成長する氷筍が見られる場所として有名となっている。冬にしか見られない神秘的で美しい風景をスノーシューで訪ねるこのコースは人気のコースである。また雨呼山は雨乞いの山として地元に親しまれれてきた山で、簡単にスノーシューを楽しめる入門コースである。
1. 山 行 日  :  平成22年2月21日
  2..山    域  :  奥利根
  3.歩行 時間   :  大幽の洞窟 (2時間20分)   雨呼山 (40分)
  4.同 行 者  :  7名
  5.難 易 度  :  【初級】 ハイキング程度の体力が必要
洞窟の氷柱
|  | @ 遊歩道入口 9:30 山の家から5分で遊歩道入口に着いた。道路は終点まで除雪してあり車でここまで入れ3台駐車していた去年はトレースが無かったが先客が登って行ったので今日は問題ないだろう。 | 
| 遊歩道入口からすぐ上の原「入会の森」の大雪原が広がっている。今日は無風快晴で朝日岳が目の前に見え絶好のスノーシュー日和だ。 |  | 
|  | 昨日降った雪原を5分ほど直登し登りきった所から右の林の中に入る。ここからはしばらく平坦な道が続く。雪を被った林が美しい。時々雪がキラキラと舞い落ちる光景に感激する。 | 
| 右にカラマツ林を見ながらのんびり歩くスノーシューは快適だ。 |  | 
|  | A  大幽沢分岐   10:05 登り始めて25分で大幽沢と武尊山の分岐に着く。ここから左側の大幽沢へと入る。洞窟まで850mの登りとなる。 | 
| 沢沿いに登ると所々急坂もあるが、雪の感触を楽しみながらゆっくり登る。分岐から40分ほどでサルグルミの古木がありコースの道標にもなっている。中が空洞になっていてゆっくりと休める広さだ。昔は猟師や炭焼きの人たちが泊まったり休んだりしたと言われている。ここから見上げると氷柱が垂れた洞窟が見える。目的地の大幽の洞窟だ。 |  | 
|  | 洞窟直下は急斜面の登りとなる。スノーシューでは登りづらいがキックステップで一歩々登る。新雪の下30cm位が凍っていて表面の雪が滑り落ち、なか々登れない20分ほど悪戦苦闘しようやく洞窟の入口に到着した。これも冬ではの楽しみだ。 | 
| B 大幽の洞窟  11:00 洞窟の中に入ると目的の氷筍が30cm以上に成長していて神秘的な光景を見る事ができた。 |  | 
|  | 洞窟の前は狭く昼食をとる場所を探すと洞窟から斜面をトラバースするルートがあり少し先に平坦な場所がありここでランチタイムにした。林越に朝日岳や谷川岳が望める絶好の休憩場所だ。今日も沢山のご馳走に話も弾む。 | 
| C 遊歩道入口  12:50 下山は往路を戻る。洞窟前の急斜面を尻セードを楽しみながら下り大幽沢分岐まで25分ほどで下山し後は林道をのんびり歩く。上の原雪原に出ると家族連れがソリ遊びを楽しんでいた。トレースの無い新雪の上を歩くのは気持ちよい。このコースはスノーシューのトレッキングとして人気があり初心者でも危険な場所も無く自然を手軽に満喫できるが冬山は天候が急変することがあり経験者の同行が望ましい。 |  | 
| 雨呼山コース | |
|  | @ 登山口  13:10 宝台樹スキー場を後に少し下ると寺山峠越えの林道へのT字路があり寺山峠にある登山口に向かう。この時間になると道路に雪も無く駐車場から5分ほどで登山口に着いた。登山口には雪に埋もれた赤い鳥居がありすぐわかる。 | 
| 鳥居の脇から登り始めると間もなる稜線に出る。左側には宝台樹スキー場や藤原の集落が見える。森の中は明るく歩いていて気持ちよい。右の写真の先に見えるピークが山頂だ。 |  | 
|  | A 雨呼山(911m)  13:15 登り始めて20分で山頂に到着した。山頂からは上州武尊山や尾瀬の笠ヶ岳の山頂部が見える。北側には利根川の源流となる山々を眺めることもでき山頂からの眺めは絶景だ。 | 
| 雨呼山は登山口から20分ほどで山頂に立て手軽に冬山を体験できる山だ。右の写真は宝台樹スキー場でその奥に見える稜線の下に大幽の洞窟がある。 |  | 
|  | B 登山口  14:00 下山は山頂直下に尻セードができるコースがあり童心に帰り一気に下る。下山も20分ほどで登山口に戻る。今日は2つのコースをスノーシューで冬山を満喫する山歩きを仲間の皆さんと楽しんだ一日でした。今回は立ち寄らなかったがコースの途中に雨乞いの石舞台や龍棲洞という洞窟がありここでも氷筍と呼ばれる氷柱が見られる場所があり豊かな自然と、多彩な地形が楽しめるスノーシュー初心者でも十分楽しめるコースである。 | 
■山行記録
2010-5

