■山行記録
猫魔ケ岳〜雄国沼縦走
八方台から猫魔ケ岳をへて雄国沼に至るルートは「猫魔ケ岳やまびこ探勝路」で約4kmのコースで休憩所の脇を奥に進むと登山口がある。ここまで車が止めてあった。緩やかな登山道を70分ほど登ると猫魔ケ岳に着いた。
猫魔ケ岳は磐梯山の西に位置し雄国沼を取り囲む外輪山の一部で、山名は昔化け猫が住みついて人を食べていたという伝説によるという。山頂の西側ピークに猫石がありここからは雄国沼が一望できる。雄国沼は猫魔ケ岳の噴火によりできたカルデラ湖で湿原は国の天然記念物に指定されている。6月中旬にはレンゲツツジが周囲の山々を赤く染め、7月上旬にはニッコウキスゲの大群落が、湿原を黄色い絨毯のように覆い尽くすと言われている。
雄子沢登山口から雄国沼への登山道は雄子沢沿いの約4kmの「雄国沼せせらぎ探勝路」は初心者向けで緩やかなブナ林の登山道となっている。登山道脇にギンリョウソウが咲いていた。
ギンリョウソウ
雄子沢登山口に下る
雄国沼湿原の木道を25分ほどで周回し雄国沼休憩舎に戻り雄子沢登山口に向け下山した。休憩舎から5分程で雄国山への分岐があり、今回は登らず雄子沢登山口に下る。
雄国沼から見る猫魔ケ岳
雄国山への分岐にある案内板
ヒオウギアヤメ
雄国沼を望む
金沢峠との分岐から少し下ると雄国沼湿原の入口に出る。ここからは木道歩きとなる。
猫岩からは滑りやすい登山道を下り沢を3ケ所ほど渡り平坦な登山道になると雄国沼の護岸に出る。雄国沼休憩舎は護岸の少し先にある。休憩舎は避難小屋で登山者や観光客で賑わっていた。ここで昼食にし、雄国沼湿原に向かう。
山頂より少し先に三角点があり、ここから一旦下り登り返すと伝説の猫岩がある、聞けば猫の耳に見えると言いますが良く分かりません?猫石から雄国沼湿原が眼下に見える。
猫魔ケ岳は岩が積み上げられた山頂で磐梯山はガスで見えなかったが、裏磐梯の桧原湖が良く見えた。
桧原湖
猫魔ケ岳山頂にて
猫魔ケ岳
八方台登山口(8:50) → (10:00)猫魔ケ岳(10:05) → (10:25)猫岩(10:30) →
(11:40)雄国沼休憩舎(12:25) → (12:45)雄国沼湿原(13:10) → (13:30) 雄国沼休憩舎(13:35) →
(14:50)雄子沢登山口
1.山 行 日 : 2014年7月6(日
2.山 域 : 福島県裏磐梯
3.登 山 口 : 八方台
3.歩行 時間 : 5時間00分 所要時間:6時間00分
4.同 行 者 : ハイキング協会45名
雄子沢登山口
磐梯山
サワラン
湿原にて
湿原入口
雄国沼湿原を望む
三角点
雄国沼休憩舎
湿原に入るとニッコウキスゲが一面に咲いて黄色の絨毯を敷き詰めたようだ。木道は多くの観光客で賑わっていた。
伊勢崎を5時に出発し3時間35分で登山口の八方台駐車場に着いた。駐車場はすでに満車で100m下の駐車場に駐車していた。今回は大型バスを利用しての登山で下山口で待機してもらう。八方台は磐梯山に登る人がほとんどの様ですが猫魔ケ岳への登山口でもある。
雄国沼と猫魔ケ岳
雄国沼休憩舎から雄子沢登山口まで1時間15分で下山。八方台から猫魔ケ岳に登り雄国沼湿原を巡り雄子沢登山口に下るコースを6時間で縦走した。梅雨の晴れ間で雄国沼湿原のニッコウキスゲも丁度見頃でした。帰路道の駅「ばんだい」に立ち寄り試食を楽しんだ、丁度ガスが晴れ磐梯山が姿を現した。