新潟     金城山   (1,369m)

1.山 行 日 : 2007年5月16日(土)
2.歩行 時間 : 6時間40分
3.同 行 者 : 6名

 金城山は新潟県の六日町にあり、巻機山の北に位置する山で上大月の集落から聳え立つ里山で登山道も大月コース、雲洞コース、五十沢登山口からの滝入りコース、水無コースがある。里からの登りで低山とは思えぬ標高差があり岩場、クサリ場もあり急登が連続する意外と変化のある山歩きが楽しめる山だった。 

里から見上げる金城山

【コースタイム】  滝入コース → 水無コース

 6:50       7:20/25   8:00    8:35     8:55         9:15
五十沢登山口 → 2合目 → 4合目 → 5合目 → 6合目(大月分岐)→ 7合目 →

9:45    10:25/35    10:50/11:30    12:55    13:15    14:25       
8合目 → 金城山山頂  →  避難小屋  →  5合目 → 4合目 → 登山口                                                               
            


関東も梅雨入りしたが新潟は晴れの予報で金城山に登ることにした。関越道塩沢・石打ICを降り巻機山方面へ左折し291号線の早川のT字路を右折しすぐ左折する。三国川ダムの標識のあるT字路を右折すると大月トンネルがある。トンネルを抜けると金城山登山口の標識がある。舗装道が切れ砂利道になりしばらく進むと五十沢登山口に着く。10台ほど置ける駐車場がある。駐車場の先に滝入コースと水無コースの案内板がある。登りの滝入コースは右に進むと赤い鉄板の橋を渡り山道に入る。 
2合目

あまり登山者が入らないのか道は下草で覆われ分かりづらい。沢を何度か渡りながら沢沿いの道を進むとロープがあり大岩を脇から巻いて登ると2合目の標識があり沢に出た。
2合目を過ぎると所々で滝に出会う。低山でありながら意外と水量があり足を止め小休止をしながら登る。
5合目からはブナ林となり新緑が美しい。登山道を塞ぐように大きなブナがありここを巻くとさらに急な登りとなる。6合目に出ると大月コースからの分岐がある。このルートの小高い稜線に電波の反射板のような物が見える。6合目からは明るい稜線の道となり目指す金城山のピークが見えてきた。ここからはヤセ尾根が続き展望も開けてくる。8合目の手前で雲洞コースと出会う。眼下に望む魚沼盆地の田園風景が美しい。8合目を過ぎると長崎コースの分岐があり、色々なコースがある山である。再びブナ林となりここからの登りはかなりきつかった。9合目が過ぎ突然視界が開け岩峰に出た。右側は断崖絶壁だ。切り立った岩壁の縁を進むと金城山頂上だ。

山頂からは正面に巻機山が見えるが山頂部は雲がかかっていた。
山頂の少し先に変わった造形の岩があり八海神社、御嶽神社などと書かれた石が鎮座していた。
下山は水無コースを下る。
岩場のクサリ場を慎重に巻き通過すると山頂の岩峰が望める圧倒される光景だ。
 岩場を過ぎると避難小屋がありここで昼食にした。非難小屋にはトイレもあり結構広く綺麗な小屋でした。
水無コースは尾根沿いに下るが非常にきつい。急坂の連続でさすがに膝が笑い出してしまった。足を突くと痛みが走りゆっくり降ることにする。魚沼盆地が美しい。
巻機山のガスも晴れ全容が現れた。
最後の難所となるクサリ場がある。岩が濡れ滑りやすく片手でクサリを握り次のクサリに手を伸ばす。手を離したら墜落だ渡るのに慎重になる。足元にはアヤメが咲いていた。
クサリ場を過ぎても、さらに急坂の連続で足がガクガクとなった。ガスが晴れ八海山と中岳も見えてきた。急な尾根降りも終わり沢を渡ると緩やかな道となりようやく登山口にたどり着いた。金城山は一度は登ってみたいと思っていた山でようやく登ることが出来た。クサリ場、岩場、急登りの連続と低山でありながら健脚向きのコースであった。意外と花も多く今日はイワカガミ、イワウチワ、タムシバ、ミズバショウ、ミツバツツジ、ウラジロヨウラクなどが見られた。また夏山のような暑さで噴出す汗とセミの鳴き声を聞きながらの山歩きとなった。登山者は女性2人組と若い男女2組に出会っただけの静かな山歩きでした。

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山行記録

登山コース


登り : 滝入コース   3時間30分
下り : 水無コース   3時間10分