1.山 行 日 : 2008年3月30日   天候 : 晴れ
2.歩行 時間 : 4時間00分
3.地    図 : 1/25000 藤原湖 昭文社:谷川岳
4.同 行 者 : 5名
5.駐 車 場 : スキーパーク駐車場 1,000円(平日は無料)伊勢崎より78km

【コースタイム】
        8:00           8:20       9:00        9:35/9:40
    スキーパーク駐車場 → キャンプ場 → 第3リフト上部 → シャクナゲ群生地 →

    10:30/11:25      12:00           13:00
    鹿俣山山頂  →  1413m分岐  →  スキーパーク駐車場


 【記録】                      
 
6時30分に伊勢崎を出発。スキー場に向かう車が多い関越道を沼田ICまで走り玉原スキー場に7時35分に到着した。スキー客で賑わうなか身支度をして出発。駐車場入り口からペンション村を右に見ながら車道を除雪された道路の終点まで歩く。ここに1台駐車するスペースがあり5人の登山者が準備をしていて聞けばこれから鹿俣山に登ると話していた。ここでシュノーシューを装着してキャンプ場に向け歩き始める。我々が最初の登山者で踏み跡のない雪原を歩ける事に感激する。5分ほどでキャンプ場の広場に出ると右手の夏道を辿り勾配の緩やかなブナ林を登る。
車道終点のキャンプ場入り口
ブナ林の中には鹿や兎などの足跡が見られた。なかに奇妙なマークの奇妙な足跡があった鳥の足跡なのでしょうか?不思議な足跡でした。ゲレンデを左に見ながら進むと傾斜がきつくなりスノーシューが滑り登りずらい急な登りはシュノーシューの弱点ですね。なんとか登り切ると1410m付近の第3リフト降り場にで出た。
←マークの足跡見つける
リフト降り場の脇に夏道の道標がある。しばらくゲレンデ沿いに歩くと次々とスキーヤーが滑ってくる。しかたなくゲレンデから離れ夏道の尾根沿いに登る。緩い傾斜が続き北側には谷川岳が、南東方向に上州武尊の剣ケ峰山や高手山、川場スキー場が見える。
谷川岳の展望が素晴しい
シャクナゲの木が多くなるとシャクナゲ群生地に着いた。展望を楽しみ先に進もうとしたら急斜面の下りがある。この先の鞍部を登り返せば鹿俣山だがスノーシューで下るのは無理と考え少し引き返しゲレンデ脇にトラバースすることにした。下りの急斜面は表面の雪の下が凍結していて木に掴まりながら滑り落ちるようにようゲレンデ脇まで下り少し先に歩くと先ほど上から覗いた鞍部に出た。
シャクナゲ群生地の標識
鹿俣山へは鞍部から尾根に登り返すのだがかなり急斜面である。なだらかそうな斜面を探しジグザグに登る。ブナの根元にツララがあり拝借して喉を潤しながら登るとようやく平坦な尾根に出た。真っ白な雪原にペタペタと足跡を残しながら歩ける楽しさは最高でした。写真右側は雪庇となっているため少し内側を歩く。
山頂への稜線を登る
山頂直下に最大の難所が待っていた。20m程だが足を出すとズルと滑り登れない。スノーシューは横に登るのが苦手でうまく登れない。歩き始めのルンルン気分とは雲泥の差がある。山頂はすぐ先、ここまで来たのだからと僅かな木々を頼りに力を振り絞り一歩一歩登るとようやく山頂に着いた。山頂の標識が少しだけ顔を出していた。立派な標識は雪の中だ。
鹿俣山山頂の標識
山頂からの展望を楽しんでいると登山口で話した5人のパーティーが登ってきた。聞けば高崎から来たと言い足元を見れば雪道用の長靴を履いていて靴底にスパイクが着いているから歩きやすいと話していた。雪が締まっていたのでアイゼンを着けずラッセルもせずに登って来たようです。そして鹿俣山の先に登って行きました。我々はここで昼食タイム、今日はガスを持ってきたので”おでん”を暖め皆さんで食べた。
上州武尊の剣ケ峰山をバックに
風もなく暖かい山頂の展望を楽しむ。写真の剣ケ峰山やその手前に獅子ガ鼻山や奥に沖武尊が見える。赤城、榛名など上州の山々、眼下には玉原湖、背後には巻機山から谷川連峰の朝日岳や白毛門が林越えに見えました。
獅子ガ鼻山と剣ケ峰山
下山はスキー場の右側を下る。登りでは大汗をかいた急斜面も尻セードで一気に滑り落ちる。童心に戻りキャーキャー言いながらあっという間に第4リフト降り場に着いた。雪山の下りは楽しいから登りの辛さを忘れまた登りたくなる。ゲレンデを左に見ながら下降を続けゲレンデから離れると静かなスノーシューハイクが楽しめる。なだらかなで気持ちよいブナ林のフィールドとなる。熊棚丘経由で下山予定だったが1340m手前から駐車場を目指す。途中でミニダムに出るとスノーシューで歩いた跡があり辿ると第1リフト降り場のロッジに出た。ここからはゲレンデ沿いに下り駐車場に無事戻った。

 2006年5月に残雪の鹿俣山に登ったが雪の鹿俣山は初めてでスノーシューでの登山と緩やかなブナ林のトレッキングと天候にも恵まれ玉原高原を心ゆくまで楽しめ、来年は何処にスノーシューに出かけようかと話が弾む1日でした。

素晴しい展望でした

神秘的なブナ林

赤城山

玉原湖

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コースマップ  

玉原高原 スノーシュー  鹿俣山 (1,637m)

 冬の玉原高原は積雪量が多く4月までスノーシューでブナ林の中を楽しく散策出来る最適なフィールドである。今回は鹿俣山に登りスキー場を周回するコースを歩いてきた。